通常だと、小田原城なども含めて市全体で盛り上がる「小田原梅まつり」。2021年は梅まつり中止となっていますが、実は曽我梅林では「小田原梅の里さんぽ」として、2021年2月28日まで梅見を楽しむことができます。
曽我梅林は私有地で、通常時は入れないのですが、この時期だけは時間限定で散策することが可能です!
今まで桜見をしたことがあっても梅見をしたことがない人は、梅ってこんなにキレイだったんだと思える場所ですよ。写真撮影は2021年2月21日です。
梅の名所「曽我梅林」の見どころ
曽我梅林の見どころは、天気が良ければ梅の向こう側に富士山が見られるスポットが多いところ。
写真は「小田原牧場アイス工房」近くの駐車場から撮影した写真ですが、まるで富士山を際立たせるかのように梅が咲き誇っているように見えませんか?
アイス工房の駐車場は絶対に行ってほしいスポットですが、ここ以外にも散策していると梅と富士山という、なんとも縁起の良さそうな光景が目の前に広がりますよ。
そして見事な梅が見られるのは梅林だけでなく、近隣住民宅の梅がまたスゴイんです。
Googleマップにある「大しだれ」というスポットは個人宅!道路から見ても迫力があります。曽我梅林の案内図でも紹介されているところです。ちなみに庭に梅があるお宅はこの家ばかりではないところがすごいです。
曽我梅林の見どころの一つとして、しだれ梅が多いということも一つ。曽我梅林は食用の梅林なので基本的には白梅が多いのですが、観賞用として紅やピンク、そしてしだれ梅が見られます。
しだれ梅は食べられないこともないですが、梅干しというより梅酒や梅シロップならという感じなので、基本的には観賞用。ちなみに念のためですが、しだれ梅でなくても生の青梅は食べちゃダメですよ!
メイン会場の近くには「しだれ群」と呼ばれる、しだれ梅が多く集まる場所もあって、ここも見どころの一つ。この辺りは香りも一段と華やかで、目を閉じても梅の花がこぼれ咲く様が思い描けるほど脳裏に焼き付きますよ。
曽我梅林に寄るなら行きたい「小田原牧場アイス工房」
通常だと梅の時期には梅まつりが開催され、食堂や屋台なども出てとても賑わうのですが、2021年はメイン会場付近にみかん販売と梅干販売程度しかオープンしていません。
ただ別所会場近くにある「小田原牧場アイス工房」では、イタリアンジェラートが販売されています。
その名の通り、地元小田原の牧場でとれた牛乳を使っての手作りジェラート。常に賑わっていますが、午前中が一番混雑しているように見えます。
ちょっとわかりづらいのですが、先に店の中で食券を買ってからジェラートを受け取る列に並ぶシステムです。フレーバーは並んでいる間に決めればいいので、コーンかカップか、シングルかダブルかを先に決めておいてくださいね。
小田原アイス工房駐車場は無料なのですが、ついでに梅見見物をしていくことはできず、梅見もしてアイスも食べていくという人は奥の駐車場に通され、500円支払います。
なぜ小田原に梅が多いの?
小田原に梅の名所が多い理由の一つとして、北條早雲が薬効と食べ物の腐敗を防ぐのに注目して梅干しづくりを奨励したことから始まります。
小田原の海岸は塩田にも恵まれていたので、梅と塩だけで作れる梅干しづくりには向いていたんですね。
その後、箱根へ旅をする人が増え、お弁当の腐敗を防ぐために梅干し・梅漬けが小田原宿の名物となっていきます。
小田原で生まれた「小田原十郎梅」は早咲きの白梅で、しだれ梅などは気持ち少し咲くのが遅めと言われていますよ。
十郎梅の名前の由来は、「曽我物語」縁の地である曽我にちなみ、主人公の一人である十郎の名前をとっています。
曽我梅林公式サイトにはマップなどもありますので、行く前に必ずチェックしてみてくださいね。
2021年は梅まつりが開催されませんでしたが、通常だと流鏑馬や寿獅子舞など魅力あふれるイベントも多いので、また無事に開催される時が楽しみですね!
去年、小田原にある「鯵壱北條。(あじいちほうじょう)」について、LINEトラベルの記事で紹介させてもらいました。 「小田原かまぼこ通り」の入口、大正時代に建てられた古民家で出される木桶のラーメンは、鯵で出汁をとった深みのあるラーメン[…]
小田原駅から車で15分ほど行った久野には、子供が一日中遊ぶことができる広大な「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」があります。 広大な森の中に、小田原城にみたてたアスレチックや、ローラーすべり台・木登りネットのあるターザン広場など、[…]
スイーツに興味がない人でも、この人の名前だけは知っているという程、日本屈指の有名なパティシエ鎧塚俊彦氏。 「Toshi Yoroizuka」ブランドで、都内にいくつかの店舗を構えていますが、実はトシヨロイヅカのファームがあるというこ[…]