スイーツに興味がない人でも、この人の名前だけは知っているという程、日本屈指の有名なパティシエ鎧塚俊彦氏。
「Toshi Yoroizuka」ブランドで、都内にいくつかの店舗を構えていますが、実はトシヨロイヅカのファームがあるということはご存じでしょうか？
今回は小田原にある一夜城Yoroizuka Farmについて紹介します！
歴史ある石垣山一夜城の向かいにある広大な農園
小田原には豊臣秀吉が合戦の時に本陣としていた城、通称「一夜城」の跡地である「石垣山一夜城歴史公園」があります。
実際に一夜で築き上げたわけではないのですが、小田原城から見えないように城を築き上げ、完成してから周辺の木々を伐採したので、あたかも一夜でできたかのように見せたお城ですね。
一夜城ヨロイヅカ・ファームは、この歴史ある公園の向かいにあります。
一夜城が小田原城を見下ろせるように山上にあるので、同じような位置にあるヨロイヅカファームも素晴らしい眺望です。
相模湾を一望できるガーデンには季節の花々が咲き乱れ、海と山の景色の重なり具合に恍惚としますよ。
地産地商がテーマのレストランや直売所
「Toshi Yoroizuka」ブランドといえば甘くて美しいケーキですが、ファームではランチコースを提供するレストランも経営しています。
さらにブーランジェリーやヨロイヅカファームで捕れたフルーツ、野菜などを販売する直売所も。
一夜城ファームではソフトクリームも販売しているので、それだけ食べるのに利用するのもありですよ。
ソフトクリームは 季節によって種類が変わり 1種類のみ、料金は2020年11月時点で380円です。
一夜城ファームは入場料も駐車場代もかからないので、380円でファームを散策できるのは嬉しいですよね。
Toshi Yoroizukaでは珍しいランチコースが食べられるのも、一夜城ファームの魅力です。
散策が楽しい小田原の新観光スポット
一夜城ヨロイヅカファームは、およそ2500平米の広大な畑が広がります。ハーブ、ベリー、みかんなどの柑橘系が植えられ、高台には見晴らし台もありますよ。
ファーム内には小さなブランコもあるので、子供も楽しめます。海を眺めながらこげるブランコは大人でも乗りたくなりますが、残念ながら2つしかないので、週末は常に誰かがのって遊んでいるという人気ぶりです。
畑を囲むように散策路が施されていて、花やフルーツを愛でながら散策するにはちょうどいいルートです。
ファームの奥には鎧塚氏の元妻であり、女優であった川島なお美さんの慰愛碑が。川島なお美さんの遺言が直筆で書かれていて、脇にはプレートも添えられています。
言葉を読むと、お二人の固い愛を感じて泣きそうになってきますよ。海を見下ろす高台で、季節の花がたくさん植えられた光景が、まるで天国とつながる入口であるようにも思えてきます。
慰愛碑の後ろには、川島なお美さんが生前バリ島に行ったときに気に入って買ったという、蛙が抱き合うオブジェが飾られていますよ。
小田原ふるさと大使でもある鎧塚氏
鎧塚氏は一夜城ヨロイヅカ・ファームをオープンしたことで、小田原ふるさと大使にも任命されています。
それほど小田原の観光業に、新たな風を吹き込んだファームです。
なぜ鎧塚氏がこの地を選んだのかというと、海も山も歴史もあって食材も豊富な小田原に、わざわざ足を運んで食べに来てほしいという思いからだそう。
確かにはるばる足を運んでも行く価値のあるファームですね。小田原は箱根からも近いですし、箱根のついでに寄るのもおすすめですよ！
LINEトラベルで小田原の木桶で食べる「鯵壱北條。」さんの紹介もしているので、よかったら読んでみてくださいね。
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