ハワイ屈指の有名な黒砂海岸「Punalu’u Beach(英語)」。日本では「プナルウ黒砂海岸」と呼ばれ、ハワイ島に訪れたらぜひ立ち寄ってみてほしいスポットのひとつです。
アメリカの最南端であるハワイ島。そのさらに南側に位置するカウ地区(Ka’u)にあるプナルウビーチは、ハワイ島の自然が色濃く表れた、深みある砂色に魅了されます!
ハワイ島ならではの黒砂ビーチ
ハワイでビーチといえば、人が賑わってちょっとウェイウェイした陽気な空気に溢れたイメージが先行しますが、プナルウ黒砂海岸はどちらかというと落ち着いた雰囲気のメロウなビーチ。
波が少し荒いので泳ぐ人はあまりみあたりません。黒砂に打ち寄せる波の鼓動を感じながら、ハワイ島の独特な息吹を感じる観賞用のビーチとでもいうべきでしょうか。
火山の影響でできあがった黒砂は、活火山のあるハワイ島ならでは。実はハワイ島には黒だけでなく、緑っぽかったり赤みがかったりした砂浜もあるんですよ。
記念に持ち帰りたくなるような黒砂ですが、ビーチの砂を持ち帰ることはハワイの州法で禁止されているので、持ち帰らないでくださいね!
プナルウ黒砂海岸の駐車場とトイレはある?
プナルウ黒砂海岸はココナツが実るココヤシが、海を見守るかのように立ち並んでいる姿が印象的。
トイレ(Public Restroom)も広めの無料駐車場もあって、ドライブの休憩として利用するのにちょうどいいスポットです。
ちょっとコワイのが、上から予告なくココナツが落ちてくるケースがあること!ビーチの際に車停めている人は、便利だけど危ないんじゃないかなと心配します。
街中のココヤシは大きな実がならないよう工夫してあるんですが、ここでは足元がココナツの実で埋め尽くされているくらい、落ちてくる可能性は大。
頭上に気を付けるよう看板も出てるので、歩く時も気を付けてくださいね!
タイパ高め&効率のいいウミガメの探し方は?
プナルウ黒砂海岸は、野生のウミガメ(honu ホヌ)に会える確率が高いことでも有名。みつけただけで幸せな気分になれます!
ウミガメの甲羅の色と黒砂は似たような色合いなので探しにくいんじゃないかな…と心配になる方もいるかもしれませんが、いたらその周辺に見ている人がそれなりにいる感じです。
ウミガメは甲羅干し・日光浴をしに岸へあがってくるので、すぐにいなくなることはあまりなさそう。どちらというと、ウミガメ自体を探すよりも、ウミガメを見ている人がいるかどうか探して、その視線を追うのが早くみつけるポイントですね。
ウミガメに近づいてはいけませんという警告看板があるので、おそらくその辺りが最も遭遇率が高いのでは!?と推測します。
ちなみにですがウミガメはプナルウ以外でも遭遇することはでき、ワイコロア辺りでも泳いでいる姿を見るチャンスがあったりします。
結局プナルウでは一匹しかみかけなかったから、ウミガメに会いに行くところというよりは、“会えるかもしれないビーチ”という表現が一番合ってるのでは?
プナルウ黒砂海岸はチェックしておきたい立ち寄りスポット!
プナルウ黒砂海岸は、ヒロ国際空港(Hilo International Airport)とエリソン・オニヅカ・コナ国際空港(Ellison Onizuka Kona International Airport at Keahole)、どちらの空港からも近いわけではありません。
どちらかというとヒロとコナをつなぐ通り道にもならないところにあるのですが、ハワイ島観光で訪れる人が多いポイントは、ハワイ島で超人気な観光名所「キラウエア火山(Kīlauea)」の近くにあること!
おそらくコナやワイコロアなどハワイ島の西側を拠点にして滞在する人は、ヒロまで向かってキラウエア火山へ行くのに、車でサドルロードと呼ばれるハワイ州道200号線を使っていく人が多いかと思います。
結構早く着くんですけど、戻っていく場合にもう一度同じ景色を見るよりは、時間がかかってもほかの観光スポットを見ながら帰りたいと思う人は多いハズ。
キラウエア火山から40分もドライブすればプナルウ黒砂海岸へ到着するので、ちょっと車を降りて海風にあたりながら深呼吸をするのにちょうどいいスポットなんです。
ビーチ自体は10分もせずに歩けるくらいの距離なので、散策にもちょうどいいし、トイレ休憩にもピッタリ!
ちなみに筆者の場合は、以下のようなドライブルートで行きました。
朝、ワイコロア(Waikoloa)周辺からスタート
→サドル・ロード(Saddle Road)を通ってレインボー・フォールズ(Rainbow Falls)
→ビッグアイランド・キャンディーズ(Big Island Candies)のヒロ本店でランチ
→キラウエア火山(Kīlauea)散策
→プナルウビーチ
→コナ(Kona)エリアでサンセットを見る(雨が多いエリアなので、あがれば虹も観れる可能性大!)
→ワイコロアで星空観察
どこもガッツリ滞在したわけではないのですが、ヘトヘトに疲れることもなく自分にとっては大満足なスケジュールでした。
帰り道は…というかハワイ島自体が街中以外どこも街灯が少ないため、夜の運転を避けるよう、プナルウビーチは暗くなる前に余裕をもって出られるようにするといいですよ。
ビーチ自体が広くないので、30分~1時間くらい滞在時間があれば充分に砂浜を歩いてホヌ探しできるんじゃないかなと思います。
全体的に砂の色はグレーのような色合いなんですが、海水で濡れた部分は、コーヒーを淹れた後の粉みたいな色で、なんだか波打ち際部分はハワイ島のコーヒーグラウンズでできてるような感じもします。
それこそ、この辺りで有名なカウコーヒーを片手に、それまでの旅を深呼吸しながら振り返るのに理想的なスポットです!