実は横浜市は国内で動物園の数が一番多い市。
Holiday Talkではこれまでズーラシアや野毛山動物園など紹介してきましたが、今回は金沢動物園のある金沢自然公園について紹介したいと思います！
駅からは歩くと遠いですが高速道路にも直結していて、土日祝日は京急「金沢文庫駅」からバスが出ているので便利ですよ！
横浜市立金沢動物園ってどんなところ？
金沢動物園は、ズーラシア、野毛山動物園と並ぶ横浜三大動物園の一つです。
どれが一番おすすめかというと、無料で入れて駅からも近い野毛山動物園に勝るものはない気もしますし、国内でも最大級のズーラシアが最強とも言えます。
その中で金沢動物園は何か特別に秀でたことがないものの、高台から見える展望の良さと四季折々の自然に囲まれた森の中にある動物園という立地が魅力です。
横浜市はそれぞれの特色を活かして3つの動物園を運営しており、それぞれにおすすめのポイントがあるので、行く人の好みやアクセス条件などで選ぶのがいいと思います。
金沢動物園は都内からわざわざ来るほどの動物園ではないですが、例えば動物園のない逗子・横須賀・鎌倉エリアから来るにはアクセスのいい動物園です！
またズーラシアの年間パスポートを持っている人は、金沢動物園にも入れるので、車で30分程度で来れるような距離であれば一度行ってみるのもいいですよ。
金沢動物園の見どころ
金沢動物園は生息地別にエリアが分かれていて、「森の貴婦人」と呼ばれるオカピや、国内屈指であるオオツノヒツジの展示が見られます！
なかよしトンネル
動物園の入口は室内になっていて、夏は涼しく冬は暖かい快適なエリアです。
トンネル内は癒し系の音楽が流れ、動物の人形たちが出迎えてくれます。音楽に合わせて動く人形もあり、ディズニーランドのイッツアスモールワールドのような空間。なかなか外に出ない子供も見かけますよ。
なかよしトンネルのメインは、中央部にある30周年記念で制作されたアニマルアートです。
金沢動物園のシンボル・オオツノヒツジを中心に、お客さんと飼育員さんが作ったパーツで豪華に仕上げられています。
他にもハロウィンにはハロウィン装飾、クリスマスにはクリスマスツリーも飾ってあり、わりと楽しい空間ですよ。
なかよしトンネルを抜けると右脇に「滝の池」があり、正面には芝生の広場が広がっています。
夏には滝の池近くでミストが稼働しているので、しばらくミスト下で遊ぶのも楽しいですよ。
動物園エリア
こちらは国内最大級の牙を持つインドゾウのボンです。実は金沢動物園、2021年4月に放送された「マツコの知らない世界」で「動物園の世界」のロケ地に使われ、ボン以外にもヒガシクロサイ達が紹介されていたんですよ。
番組によると、ベアードバクが一般的に公開されているのは金沢動物園だけ。ベアードバクのアグアは、アメリカ区にいます。
金沢動物園は結構アップダウンが激しいです。ですが園内自体はそんなに広くないので、所要時間は1時間半、軽い休憩を含めて2時間あれば見られます。
基本的に金沢動物園には草食動物しかいません。そういった点も横浜市の3動物園の特色を分けているところです。
多少スキップしても抑えておいて欲しいところは、オカピのいるアフリカ区と、カンガルー、コアラのいるオセアニア区、ヤギやヒツジとふれあいができるほのぼの広場です。
残念ながら2020年夏時点では、コロナ対策で動物とのふれあい体験はやっていないのでご注意ください。
ジャイアントパンダ、コビトカバに並ぶ世界三大珍獣であるオカピは、時折すごく人間に近い位置まで出てきてくれることもあります。
オカピは撮影当時2頭いたので、写真のオカピが該当するのかはわからないのですが、金沢動物園には初めて日本の動物園に来たキィアンガというオカピがいますよ。
金沢動物園のカンガルー展示はわりと広く、歩いて中に入っていくことができるようにもなっているので、かなり間近で見ることができますよ！
動物園のアイドル・コアラはほとんど寝てますが、ユーカリ交換の時には動いている姿を見ることができます。
金沢動物園内に休憩所はオセアニア、ユーラシア、アメリカの3ケ所あるんですが、オセアニア休憩所はアオバネワライカワセミなど見ながら室内でお弁当を食べられるので人気です。
もしかしたらワライカワセミ独特の、高笑いのような鳴き声が聞こえるかもしれません！
急勾配となっているのはユーラシア区の一部とアメリカ区です。乳幼児連れの人は券売所か「ののはな館」でベビーカー（100円）をレンタルすると便利です。
しいの木山展望台
金沢動物園は大半の人がアフリカ区、オセアニア区から始めて反時計周りに周ってユーラシア区、ほのぼの広場、アメリカ区と戻ってきます。
そこからすぐわくわく広場へ戻っていきがちなのですが、オセアニア区とアメリカ区の間には道があり、ちょうどその真ん中あたりに「しいの木山展望台」という展望台があります。位置的には、なかよしトンネルの上くらいです。
金沢動物園で一番展望のいいスポットで、初日の出が見られるスポットとしても人気の場所です。通常だと元旦は特別営業で入場できるようになっているんですよ。
また毎年6月末頃にはおびただしい数のヤマユリが見られるところです。
しいの木山展望台は、階段でしか上がれないので注意してくださいね。コロナの影響で上がれない時もあります。
わくわく広場
なかよしトンネルを抜けて見える芝生広場と奥にある遊具広場が「わくわく広場」です。
小さなすべり台や、石でできた迷路のような遊具や、動物の置物などがあり、乳幼児でも遊べるスペースになっています。
わくわく広場にはわくわくキッチンという軽食を販売しているところもあり、焼きそばやソフトクリーム、ビールなんかも販売していますよ。
金沢動物園の入場料は？
金沢動物園の入場料は大人で500円です。
中高生が300円、小学生が200円なのですが、学生証など証明できるものがあれば土曜日は横浜市民じゃなくても高校生まで無料となります！
金沢自然公園には動物園以外に何がある？
金沢自然公園は動物園と同じくらい、人によっては動物園以上に自然公園がとても魅力的なところ。例えば大人だったら動物園に行かなくても、自然公園をハイキングするだけで充分に楽しめます。
金沢動物園は犬を連れて行けませんが、金沢自然公園内は犬を連れて散歩もできますよ。
ロングローラーすべり台のあるこども広場
金沢自然公園の一番の魅力は、100メートルのロングローラーすべり台です！
お尻が痛くなってしまうので、ヒップボード／ヒップソリを持って行くといいですよ。
またあまりに長いので、クロックスのような熱で融けてしまいそうな靴は履いて行かないことをおすすめします。休日には行列ができますよ！
ロングローラーすべり台以外にも少し短めのローラーすべり台があり、こちらもかなり迫力があって楽しめます。
ロングよりは短いですが、通常の公園にあるものと比べても充分に長いです。
すべり台で下りたらアスレチックを使って遊びながら上っていくと、いい運動になりかなり長い時間遊べますよ。
1月から3月までは菜の花、9月10月にはコスモスが斜面一面に咲き、丘の上から見ると花の向こうに海の景色が広がります。
2021年は1月時点で菜の花があまり見られなかったり、年によって開花はずれることもありますので、金沢自然公園公式サイトをチェックして行ってくださいね。
ののはなカフェが入っているののはな館
金沢動物園入口近くにある「ののはな館」には、鳥・植物・昆虫などをテーマにした展示コーナーと図書コーナーなどがあり、休憩するにはちょうどいいところです。
また動物園グッズなどを販売しているショップや「ののはなカフェ」というカフェテリアもあります。
所詮、動物園の中の食堂でしょと思われるかもしれませんが、地産地消にこだわっていて、いい意味で期待外れになるメニューが揃っていますよ。
ののはな館の2階には授乳室があります。
金沢自然公園の入口はいくつ？
金沢自然公園の入口は4つあります。そのうち駐車場があるのは高速側の入口と、正面口のみです。
夏山口は駐輪場のみがあります。ちなみに自転車で金沢自然公園に乗り入れることはできないので、注意してくださいね。夏山口からはこども広場や動物園に近いです。
動物園に近いのは高速側駐車場ですが、正面駐車場から坂を上った「にこにこプラザ」付近までは無料のコアラバスが出ていますよ。
バスを使わないと坂を上っていくことになるのですが、実はバスより早いこともあります。
金沢自然公園の駐車場代はいくら？
金沢自然公園の駐車場料金は、正面駐車場も高速側駐車場も600円です。
高速側駐車場は動物園の休園日は入れませんが、正面駐車場は一部無料開放されています。その代り園内コアラバスも休業となっているので注意してください！
動物園が休みで人が少ないので、ハイキングデートには便利ですね。
金沢自然公園・金沢動物園にはいつ行くのがおすすめ？
金沢自然公園はどの季節に行っても、なんらかの花が園のどこかで見られるようになっています。冬でもうきうき林などでスイセンが咲き、梅林もありますよ。
個人的にはこども広場の斜面一面に菜の花が咲く1月から3月と、コスモスの咲く9月10月もおすすめです。
実はホタルも見られるようなので、ご近所の人は常に四季折々の自然を感じられていいですね。万が一動物が逃げ出すようなことがあっても草食動物ですし！
以下ではそれ以外に特におすすめの時期を紹介させてもらいます。
桜のお花見時期
桜の時期、金沢自然公園の中には動物園も含めて10種類2000本の桜が咲きます。桜が咲くのんびり広場、なんだろ坂にはバーベキュー広場があり、お花見BBQが楽しめますよ！
ソメイヨシノより少し早いタイミングなら、横浜生まれのヨコハマヒザクラも楽しめます。
同じタイミングだとBBQ広場の近くでハナモモも咲いていて圧巻。歩道には黄色い水仙が咲いているところもありますよ。
ゴールデンウィークイベント
通常だと4月末から連休明けくらいまで金沢動物園ではGWイベントを開催し、羊の毛刈りショーや飼育員のスペシャルガイドなどの特別イベントが実施されます。※2021年はそういった催しは開催されない模様です。
また金沢自然公園内には100匹近くの鯉のぼりが初夏の風に煽られ、圧巻の光景が広がります。休日は正門駐車場は混雑するので、高速側駐車場が便利ですよ。
紅葉シーズン
金沢自然公園内ではイロハモミジが各所に植えられているので、紅葉も楽しめます。
北谷口に近い「みずの谷」では日本庭園のようなひょうたん池があるので、赤く色づいたモミジがとてもよく映えます。
動物園内では10月11月に見ごろとなるイチョウがユーラシア区で見られ、落ち葉で黄色く染まった道を歩くのも秋ならではです。
金沢自然公園での周辺グルメスポット
惣菜バル クックルクー
横浜市金沢区には、金沢動物園に行くときでないといけないバルがあります。それが「クックルクー」です。
金沢自然公園の夏山口からとても近いのに、普通に行こうとすると店に駐車場はなく、近くにコインパーキングもないとても不便なところなのです。
目的は逆になってしまいますが、クックルクーへ行くために金沢自然公園に寄っていくのもいいのではないかと思います。
クックルクーという店名のかわいさとは裏腹な古民家カフェで、店全体は和の雰囲気でありながらも質の高いイタリアンを提供している隠れ家レストランです。
ちなみに店名のクックルクーは、鶏の鳴き声が由来のトマトと卵を使ったシチリア料理です。店の前には看板が出てないので、地図アプリで検索して行ってくださいね。
筆者はクックルクーの総菜とランチの両方を試したことがありますが、どの料理も丁寧に作られて美味しいです！
デザートも美味しいので、行くときはできればデザートも試してみてほしいです。
2020年夏時点ではランチ1組、ディナー1組のみ予約制で受け入れています。
しばらくの間は毎週金曜日に16時から持ち帰り用の惣菜を店内で販売しているので、メニューなどは木曜の夕方以降に電話で確認してみてくださいね。おそらく予約しないと売り切れます。
常連客のリピーターが多い中で店主1人でやられているため、時間帯に寄っては多少ピリついている時もあるかもしれませんが、その点は理解して行ってみてくださいね。
店内撮影があまり許されない雰囲気なので、その点もご理解ください。
| クックルクー 住所 | 神奈川県横浜市金沢区釜利谷西1丁目34-16 |
| 電話番号 | 070-4441-6700 |
BAYSIDE BASE（ベイサイドベース）
金沢文庫駅西口から歩いて3分ほどのところにあるグルメバーガーのお店です。
駅西口にある金沢動物園まで行くバス停からも近いですし、近隣駐車場サービスもあるので、バスの人にも車の人にも使い勝手がいいですよ。
ハンバーガーも美味しいですが、中米料理、スイーツやドリンクも美味しいです！
またキッズメニュー、キッズチェア、絵本、おもちゃがあるので、子供連れには特におすすめです。
金沢自然公園でピクニックの予定なら、電話で予約してテイクアウトしてもいいですし、帰りに寄る場合も席予約ができますよ。
| Hamburger&Cafe BAYSIDE BASE 住所 | 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東2丁目16-16 |
| 電話番号 | 045-349-9495 |
ベイサイドベースについては以下の記事でも詳しく紹介していますので、よかったら読んでみてくださいね。
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また動物園、ののはなカフェについてはLINEトラベルの記事で詳しく紹介しているので、よかったら読んでみてください。
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