2020年はコロナ対策で海開きのなかった湘南の海ですが、夏が終わっても江の島では楽しめることがたくさんあります。
今回はお盆も終わって少し落ち着いた雰囲気の江の島で、海水浴やマリンスポーツ以外に何ができるかご紹介します。
江の島には小田急「片瀬江ノ島駅」、 江ノ島電鉄「江ノ島駅」、湘南モノレール「湘南江の島駅」の3つの駅が近くにあり、都内からでも1時間ほどで行けるアクセスの良さが魅力です。
そして何より開放感のある景観の良さと、新しいもの、オシャレなもの、面白いもの、美味しいものが集まったとても魅力的なエリアなのです!
江の島は海水浴シーズンでなくても人気なので、平日など混雑しない時期にお出かけするのがおすすめですよ。
江の島岩屋を行灯片手に探検したい!
江の島には「岩屋」という鍾乳洞があります。江の島の一番奥に位置しているので、岩屋へ行くときには江の島大橋を通らずに、弁天橋から遊覧船「べんてん丸 」で向かいます。
この岩屋へ行くときの船が爽快で、有料(400円)ではありますが船から見る江の島の景色を楽しみながら、海風に吹かれて岩屋へアクセスできますよ。
そして何より風流なのが、風よけのついたロウソクを灯しながら洞窟を探検できることです!
第一岩屋、第二岩屋とあって、洞窟を抜けると江の島の美しい海の景色が見られます。
高校生以上で500円の入場料となりますが、海に映える岩の荒々しさと、神秘的な暗闇の中に祀られる竜神の神々しさが素晴らしい、江の島の中でも特に風光明媚なスポットです。
岩屋の中は夏は涼しく、冬はわりと暖かいので、通年楽しむことができますよ。
冬のイルミネーション時期には洞窟内も眩くライトアップされます!
えのスパのインフィニティプールから海を眺めたい!
えのスパの愛称で知られる「江の島アイランドスパ 」は、リゾート地のようなインフィニティプールが楽しめる天然温泉施設です。
冬でも楽しめる温水プールから眺める湘南の海の景色は、天気が良ければ富士山も見えるという絶景ポイント。水着着用で遊べるので、デートにも最適です。
屋内スパエリアでは霧や光、音の演出が幻想的な「ウォーターパールショー」というアトラクション(19時半と20時半)や、土日祝限定で開催される人工オーロラの演出が楽しめますよ。
料金は大人3175円ですが、ナイトスパ(1965円)や温泉のみが利用できる「富士山の見える江の島天然温泉プラン(1250円)」があるので、安く利用することもできます。
1250円のプランはスパが利用できないので、晴れた日に行くのなら昼間にインフィニティプールが利用できる通常プランで入るのがおすすめです。
えのスパ利用者は江の島各3駅から無料の送迎サービスがあるので、汗をかかずに帰ることができますよ。
ロンカフェで海を見ながらフレンチトーストを食べてみたい!
LON CAFE(ロンカフェ)は江の島に本店がある、日本初のフレンチトースト専門店。
江ノ島の頂上、南国風の小さな植物園「サムエル・コッキング苑」内にあります。 (大人入園料200円)
江の島から始まったロンカフェのフレンチトーストは、おいしくて種類も豊富なので、いまや横浜や海老名だけでなく東京・中目黒にも店舗があるんです!
江の島本店では高台から海が眺められるテラス席が多く、店内もソファー席があり開放感のあるオシャレな空間なので大人気。
予約ができないので、休日は大抵すぐに入れることはできません。
外はカリッ中はトロッとしたフレンチトーストには、誕生日や記念日だと花火をつけてもらえますよ!
江の島シーキャンドルからサンセットを眺めたい!
湘南のシンボルでありランドマークでもある江の島シーキャンドルは、まさに小さなケーキ型の江の島にのっかった大きなキャンドル。
空に近づくほど太くなっていくフォルムは珍しく、下から眺めるだけでなんともかわいらしいのですが、シーキャンドルのおすすめはやはり展望台からの眺望。
江の島シーキャンドルの展望台から見る景色は、サンセットと夜景が特にキレイで人気です。昼でも晴れていると富士山が見えるポイントでもあります。
入場料は大人500円で再入場はできないので、大抵晴れた日は夕方近くになると展望台まで上って陽が落ちるのをずっと待っている人が多いです。
晴れた日は空と海がマジックアワー、ブルーモーメントと刻々と色が変わっていく絶景が見られますよ。
ちなみに岩屋、サムエル・コッキング苑も行く予定の人は、江の島エスカー(江の島頂上まで行けるエスカレーター)利用券も付いた江の島1dayパスポート「eno=pass」がお得です。
大人で1560円かかるチケットが、eno=passなら1000円で購入できます!
絶景テラスのあるイルキャンティ・カフェで食事したい!
イルキャンティといえば片瀬江ノ島駅の近くにもあり、全国各地にあるイタリアンレストランなのですが、江の島頂上にある「イルキャンティ・カフェ」はおそらく国内で一番眺めのいいテラス席のある店舗ではないでしょうか。
テラス席の下には大海原が広がり、夕暮れ時にはサンセットも楽しめるので絶対にテラス席で食べたいという人は予約していくことをおすすめします。
ただ場所が江の島の頂上なので、雨が降っていなくても風が強かったりするとテラス席に座れないこともあるのでご留意くださいね。
イルキャンティ・カフェでは予約で席が埋まらないようにしているので、当日に直接行っても待てば入ることができます。
休日でもランチ開始直後なら待たずに入れることもありますよ。
イルキャンティは料理も美味しく、一番のおすすめはサラダです。
イルキャンティのオリジナルサラダドレッシングはガーリックやアンチョビ、醤油などが入った濃厚な味で、ドレッシングを味わうためにサラダを頼んでほしい逸品です。
筆者はこのドレッシングのファンで、Amazonでドレッシングを取り寄せしたほどです。肉料理やパスタなどかけるだけで特別な味になるので便利ですよ!
サラダ以外のおすすめは、ガーリックトマトソースの「真夜中のスパゲティ」と魚介ホワイトスープの「ギリシャのスパゲティ」とったスープパスタや、ソフトシェルクラブを使った料理です。
ウニ好きなら、他ではなかなか食べられないウニのマルゲリータもおすすめですよ。
どうしてもイルキャンティで順番待ちをしていられないという人は、イルキャンティ屋上で海の眺めだけでも見ていってくださいね。
店の外に階段があるので、店内に入らなくても屋上へ上れるようになっています。
屋上は春になると桜も咲くところなので、お花見シーズンにはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
江の島で生しらすを食べてみたい!
湘南で人気のグルメといえば生しらす!江の島には生しらすの専門店が何軒かあるのですが、実は生しらすはいつでも食べられるわけではないのです。
1月から3月中旬までは禁漁で、4月、5月、7月、10月が食べられる日が多い時期です。
しらすの旬は春ですが、10月は漁獲量が多い時期なので食べられる確率はかなり高いです。人の多い8月だと夜には売り切れということもあります。
ただ冷凍してあるところは、他のところがNGでも食べられることもあるみたいですけどね。
生しらす以外にも色々食べてみたいという人は、しらす問屋「とびっちょ」だと、生しらすの小鉢や生しらすの軍艦巻きが食べられますよ。
とびっちょでは当日獲れた生しらすだけを提供しています。江の島には本店と弁財天仲見世通りとあります。
新江の島水族館で癒されたい!
以前にHoliday Talkでも紹介させてもらった「新江の島水族館」は、海岸沿い相模湾の目の前にある水族館です。
子供にも人気のイルカショーだけでなく、宇宙空間のようなクラゲ展示が圧巻で、デートにもおすすめのスポットです。
またコツメカワウソやカピバラなどもいるので、癒されること間違いなしです!
所要時間はイルカショーや餌やりなどの時間を含めると3時間くらいといったところでしょうか。
江の島に行く予定だったけど、雨になってしまったという時にも使えますよ!
新江の島水族館のクラゲ展示については、以下の記事の後半でも紹介しているので合わせて読んでみてくださいね。
お盆になると海に大量発生すると言われいているクラゲ。 子供の頃は刺されると痛いという嫌なイメージしかなかったのですが、近年になって水流に漂う姿が美しいと癒しのイメージが大きくなっています。 最近の水族館では青やピンクの光に照ら[…]
江の島灯篭で夏の夜を満喫してみたい!
江の島では7月下旬から8月末まで、江の島の至る所に灯篭のライトアップがあります。
江の島神社の境内は昼とは全く違う雰囲気で幻想的になりますし、江の島の夜景も情緒に溢れます。
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筆者も何年か前に行ったことがありますが、夜の方がずっと涼しくて歩くのも快適ですし、灯篭が江島神社の雰囲気に合っていて、日本の夏の風情が感じられますよ。
夜だけ行くなら、浴衣を着て歩いてみるのもいいですね。特に2020年の夏は浴衣を着ずに終わってしまう人も多いと思いますし。
同じ時期にサンセットビアラウンジもオープンしています。シーキャンドルの下にある「TODAI KITCHEN DELI&TEA」 ではビールに合う軽食が販売されますよ。
ソファー席もあるオシャレな空間で、海から吹いてくる風を感じながらゆったり江の島の夜を過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。
サムエル・コッキング苑 の「湘南キャンドル」を見てみたい!
江の島では通常だと秋に「江ノフェス」というイベントが開催されます。
その中で最も江の島がフォトジェニックになるイベントが「湘南キャンドル」です。
例年だと8000基のキャンドルが江の島頂上を飾り、灯篭の夜とはまた違う夜の遊園地に来たような華やかな光景が見られますよ。
2020年はまだどうなるかわかりませんが、例年だと10月下旬頃から11月初旬まで開催されます。
会場はシーキャンドルの麓、サムエル・コッキング苑内となるので、入場料200円が必要となります。
「湘南の宝石」イルミネーションを見てみたい!
江の島は11月末から2月中旬という長い期間、冬のイルミネーションイベント「湘南の宝石」が開催されます。
湘南の宝石は、あしかがフラワーパーク、さがみ湖イルミリオンと並んで「関東三大イルミネーション」の一つです。
光のレースを纏ったシーキャンドルや光のトンネルも見ものですが、12月下旬から1月下旬まで見られるサムエル・コッキング苑の2万株のウインターチューリップとライトアップも見がいがありますよ。
最もフォトジェニックになるのは「湘南の宝石フィナーレ」です。サムエル・コッキング苑内にミラーボールやハート型のオブジェが飾られ、映画の中の世界に入り込んだような夢幻の世界が広がっています。
2021年は開催自体がどうなるかまだわかりませんが、例年だと2月初旬から中旬までのバレンタイン時期に開催されるので、デートに最適ですよ。
番外編:江の島の帰りに寄りたいDIEGO BY THE RIVER
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海というわけではないのですが、相模湾につながる境川ほとりにある「ディエゴ・バイ・ザ・リバー」も江の島周辺のおすすめグルメです。
湘南在住、江の島エリアが地元の友人に紹介していただいたところです!
店内もテラス席だけでなく、料理なども洗練されていて感じがいいですよ。2階のテラス席はウッドデッキになっていて、開放感に溢れています。
メニューは特にガーリックシュリンプとサングリアが美味しいですが、スイーツメニューも充実しているのでカフェ利用もできる便利なレストランカフェです。
江の島は島自体がパワースポットで、江の島神社は金運、縁結び、子宝、安産、音楽、芸能などなど多くのご利益があるところなので、夏が過ぎたころにゆっくり訪れるのにもいいところです。
Holiday Talkでは湘南エリアのおでかけスポットをいくつか紹介していますので、合わせて読んでみてくださいね。
お盆になると海に大量発生すると言われいているクラゲ。 子供の頃は刺されると痛いという嫌なイメージしかなかったのですが、近年になって水流に漂う姿が美しいと癒しのイメージが大きくなっています。 最近の水族館では青やピンクの光に照ら[…]
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