JR「横須賀駅」から歩いて1分、軍港めぐりのスタート地点から程近い港脇には、春や秋になると色とりどりのバラで咲き乱れる「ヴェルニー公園」があります。
対岸にあった横須賀製鉄所に大きく貢献したフランス人技師のヴェルニー氏を称え、フランス式の庭園が広がっているのです。
今回は横須賀に行ったら訪れてほしい公園の一つ、ヴェルニー公園について紹介させてもらいます！
春と秋に見ごろを迎えるバラ園
ヴェルニー公園が最も華やぐのは、春と秋に見ごろを迎えるバラの季節。ヴェルニー公園はフランス式庭園なのですが、バラの国とも呼ばれるフランスをイメージして、バラが多く植えられています。
軍港にバラというコンビネーションが、横須賀でしか見られないような面白い光景ですね。
バラは春と秋に咲きますが、圧倒的に春の方が本数も多く見ごたえがあります。通常だと5月と10月にローズフェスタを開催するので、バラを見ることが一番の目的な人はその時期に行くといいですよ。
春秋開催のローズフェスタ
ヴェルニー公園が一年で最も華やぐのが、春のローズフェスタ。2022年は5月21・22日に開催されましたが、春バラは6月上旬頃まで見ごろとなる予定です。
晴天時のローズフェスタでは、至る所で和太鼓やフラダンスといった催しが見られ、キッチンカーで軽食も販売されました！ちょうど三笠公園のカレーフェスティバルやうみかぜ公園のイベントも重なったので、わざわざ横須賀に行くという人は、他の公園のイベントもチェックしながら行くとスマートです。
2022年は5月31日16時までの予定で、バラが咲く芝生広場も開放されますよ。芝生開放エリアには犬などペットは入れませんので、ご注意くださいね。
無料博物館１「ヴェルニー記念館」
ヴェルニー公園内、JR「横須賀駅」近くには「ヴェルニー記念館」という横須賀製鉄所のちょっとした博物館があります。
入場無料で、国の重要文化財であるスチームハンマーが軍港をバックにした光景が見られるので、行ったらぜひ見に行ってみてくださいね。室内の写真はOKですが、ネット掲載はNGです。
対岸には横須賀製鉄所のドライドックや艦船も見られ、横須賀らしい景色が広がります。
無料博物館２「ティボディエ邸」
2021年5月末にヴェルニー公園内にオープンした「ティボディエ邸」。横須賀製鉄所（造船所）の副首長として来日されたのがティボディエ氏です。
造船技術者として数々の功績を残されたティボディエ氏が住んでいた西洋館の一部が、ここで再現されています。
ちなみにヴェルニー氏もティボディエ氏もフランス人。吉沢亮さん主演の大河ドラマ「青天を衝け」でもありましたが、この時代の日本の造船技術はフランスから学ぶところが多かったんですね。
ヴェルニー公園のミュージアムは無料ですし、休憩しながら横須賀の観光情報が得られるので、とりあえず入っておいて損はありません！
ピクニックをするのは危険！
ヴェルニー公園は海が見渡せて、バラの庭園も美しく、思わずUber Eatsで取り寄せてピクニックしたくなる場所なのですが、横須賀の公園でピクニックは危険です。
ネイビーバーガーをカバンから取り出そうものなら、匂いに寄せられてハト達が周りを取り巻き、上からトンビが料理をかっさらっていきます！
ものに寄っては大丈夫なものもあるかと思うのですが、おにぎりやら唐揚げなどを食べていると狙われる確率は100%ですので、気を付けてくださいね。
コースカ ベイサイド ストアーズ
ヴェルニー公園には桟橋近くに遊具のある広場もあり、近くには商業施設であるCOASKA（コースカ）もあります。ヨコスカのコースカで覚えやすいですね。厳密にはCoast Yokosukaの略です。
中には「横須賀海軍カレー本舗 ベイサイドキッチン」もあり、なんとも軍港・横須賀らしいメニューが食べられますよ。
駐車場も広いですし、フードコートもあって、外でピクニックをするよりかは、こちらの中で安全に食事をするのがおすすめです！
歴史と海風が香るヴェルニー公園
三浦半島・横須賀は軍港のイメージが強いですが、海の景色が心地よい、風光明媚な景色が点在する景勝地でもあります。
ヴェルニー公園は横須賀の入口とも言える美しい公園なので、特にバラの季節にはぜひ散策しにいってみてくださいね。
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