大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と鎌倉銘菓「鳩サブレー」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で話題の鎌倉。その鎌倉を代表する銘菓の一つである「鳩サブレー」に、期間限定で「大河缶」が販売されているのはご存じでしょうか?

今回は、そもそもなぜ鎌倉で“ハト”なのか。また気になる大河缶について紹介していきたいと思います!

鳩サブレーを売っている豊島屋ってどんなお店?

鳩サブレー

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメイン舞台となっている神奈川県鎌倉市。鳩サブレーで知られる豊島屋(としまや)は、鶴岡八幡宮の参道である段葛(だんかずら)沿いに本店を構えるお店です。

バターを使ったサブレーは洋菓子のイメージですが、サブレー以外は和菓子を扱っているので和菓子店という位置づけで、洋菓子舗はまた別のところにあります。そういったこともあってなのか、プレーン以外の種類は見かけたことがありません!

ちなみにお店も鳩サブレーも明治生まれという老舗。長い間、地元民からも親しまれてきた、初めての人にもどこか懐かしい味わいのお菓子として人気を保っています。

なぜ鳩サブレーはハトなのか?

鳩サブレー

豊島屋で売られている鳩サブレーは、大きさの違いはあっても、鳩以外の形をしたサブレーも見たことがありません。

だって鳩サブレーなのだから当然でしょ?と言われるとその通りなのですが、ではなぜハトにしたのか。それは豊島屋の初代が、崇敬していた鶴岡八幡宮にちなんだお菓子をつくりたかったから。

鶴岡八幡宮なら鶴でしょ!って思う人もいますよね。ちなみに遷す前は由比郷鶴岡というもっと海に近いところにあったので、鶴にちなんで名前をつけたわけではないそうなんです。

鶴岡八幡宮に入ると実際にいるのは鶴ではなくハトですし、ハトは八幡神の使いと言われています。本宮楼門の八の字は、鳩が向かい合っている姿になってるんですよ。

清和源氏の氏神である八幡神。八は末広がりで縁起もいい数字とされていますし、開運効果のありそうな観光土産として鳩サブレーは令和の今も人気なんです。

ちなみに鶴岡八幡宮は鶴にちなんで名前をつけたわけではないのですが、源頼朝は鎌倉幕府の設立を祝して千羽の鶴を由比ヶ浜に放ったそうで、それが鶴岡八幡宮の御神紋である「鶴丸紋」の由来になっているんですよ。

期間限定販売の「鳩サブレー大河缶13羽編」

鳩サブレー大河缶

そして本題の鳩サブレー大河缶。こちらで描かれている13人は、大河ドラマでメインとなっている登場人物ではなく、合議制のメンバーです。

ゆるかわいいハトさん達がそれぞれに扮して、北条氏の三つ鱗紋上でポーズを決めています。よーく見ると鳩サブレーおなじみのイエローバックにも三つ鱗がデザインされているんですよ。

鳩サブレー大河缶の側面
鳩サブレー大河缶の側面

全員ハトなだけにとってもわかりにくいのですが、服装などで誰だろうと推測するのが面白いところ!ちなみにオンラインで販売されていて、それぞれの鳩人(というらしいです)が誰にあたるのかの答え合わせは、鳩サブレー大河缶オンラインストアの画像からできますよ。

頼朝も政子もいないのかー…と思いきや。実は裏面も楽しめるようになっていて、ここに2人が隠れているんです!

鳩サブレー大河缶の裏面
鳩サブレー大河缶の裏面

大河缶に入っているのは、おなじみの鳩サブレー。縁起のいい8枚入りです。なくなり次第終了となっているので気を付けてくださいね。

鳩サブレー大河缶
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