三浦半島の南東にある「浦賀レンガドック」は、国内で唯一下までおりて行ける総レンガ造りドライドック。普段は公開されていないのですが、2022年1月23日まで一般公開されています！
今度お札の肖像になる予定の渋沢栄一と縁の深い場所でもある浦賀は、ペリーが来航した場所でもあり、勝海舟が乗った咸臨丸が出港した場所でもあり、歴史的にもかなり興味深い場所。
横須賀で開催されている「MEGURU PROJECT」のひとつ、浦賀レンガドックの一般公開では、歴史好きにはたまらない社会見学が楽しめるツアーもいくつかありますよ。
浦賀レンガドックの一般公開は基本的に無料！
2022年1月23日までの期間限定で一般公開されいている浦賀レンガドックは、見学だけなら無料。ドックの近くに用意されている駐車場も無料なので、ただ見に来るだけならお金は必要ありません。
奥にある資料館も資料館も無料で入れますよ。時間にもよると思うのですが、アンケートに協力すると横須賀名所スポットのクリアファイルがもらえます。（数量限定かもしれないです）
浦賀レンガドックは確かに無料で一般公開されています。が、無料で見られるのは上からのみ。当然落ちるといけないのでドック周りは策にしっかり囲われています。それでも充分に見ごたえはあるんですけどね。
「え、国内で唯一下におりれるんじゃないの？」って思いますよね。もちろん下におりられるのですが、歴史的な産業遺産ですから、勝手におりて好き勝手にまわるというわけにはいかないんですね。ガイドツアーに参加して、ガイドさんと一緒に下へおりることができますよ。
浦賀レンガドックに関するガイドツアーは3つ
浦賀レンガドックの脇にはチケット売場があり、事前予約なしでチケットを買うことができます。ガイドツアーは基本的に土日祝日のみ（元日は含めず）3種類で、とにかく来たからには下におりたいんだという人のためのツアーが、階段でおりていく30分ツアー。ガイドさんの話も楽しめて、大人で500円はオトクですね。
ドック＋千代ヶ崎砲台跡を周る1時間半のガッツリツアーも用意されていて、こちらは大人で千円。国の史跡指定されている千代ヶ崎砲台跡は整備工事後の初公開となっているそう。ラピュタの世界感が楽しめるので、時間があればぜひ行っておきたいところですね。
↑ちなみに茶色のバスもかわいいのですが、バス乗り場のバス停の標識がむちゃくちゃかわいくないですか？バス背後の本物のクレーンとおもちゃみたいな水色のクレーンの対比がたまらないです。
またドックの下には行かないのですが、クルーズで浦賀をまわるツアーもあり、こちらは30分で大人500円。こちらもガイド付きなので、30分で浦賀の歴史をしっかり楽しく学べます。（船は変更になる可能性もあるそう）
ペリーがどこでいかりを下ろしたのか、どうやって船をドックに入れていたのか等々、ひきこまれるような内容のガイドが盛りだくさん。よほどでなければ波で揺れるエリアではないので、船酔いする人はいないんじゃないかと思います。
ガイドさんによると、実は横須賀の無人島である猿島は、ペリーが来航時にペリーアイランドと名付けたことで、アメリカの方はペリーアイランドと呼んでいるそうですよ。他にも面白いトリビアが後を尽きません。
ツアーについての詳細は、MEGURU PROJECTのガイドツアー公式サイトで確認してみてくださいね。
実は2020年で浦賀奉行所開設300周年だったのですが、コロナさえなければオリンピックイヤーと共に海外からのお客も来たりで賑わったのかもしれませんね。
浦賀レンガドックへのアクセス
浦賀は観光地化されていない観光スポットで、静かな海をバックに自然を楽しみながら落ち着いて歴史散策できる穴場エリア。
公共交通機関では京浜急行「浦賀駅」から歩いて10分。マップアプリなどであわせるなら、横須賀市浦賀4-7-1です。
駐車場は会場横に80台あるので、車で行くのも便利。駅から向かうとしたら、「浦賀丘入口」の信号付近ですぐ左です。看板は出ているのですが、ちょっとわかりにくくて注意していないと通り過ぎてしまうかもしれません。
浦賀レンガドックへ行く時のおすすめ
浦賀レンガドックへ行くなら、せっかくですからなんらかのツアーに参加することをおすすめします。知識がなければドックだけ見ても、ふーんという感じになってしまい勿体ないです。
時間があればバスツアー＋クルーズに、東叶神社と西叶神社を渡している「浦賀の渡し」にも乗船してみてくださいね。
チケット売場付近の駐車場には2-3台のキッチンカーがあり、テーブルもいくつか設置されていたりしますよ。
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