お待たせしました。好評だった日本・世界の橋シリーズ、第2弾です!
前回もかなり珍しい橋をたくさんご紹介しましたが、今回も面白く興味深い橋を揃えました!
イタリア・フィレンツェ・ ポンテヴェキオ橋
最初にご紹介するのがフィレンツェ(Firenze/Florence)最古と言われているヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)。
ヴェッキオ橋とはイタリア語で「古い橋」という意味で、橋の上にはお店や家が並んでいます。
14世紀から長い年月をかけて生きのびているので、「奇跡の橋」と呼ばれています。
ルネサンス期にはメディチ家の専用通路があり、メディチ家の命令で店は全て宝飾店に変えられました。
橋の上では今でも職人が手掛ける宝飾品が売られています。
メディチ家は日本だとサイゼリヤ店内の装飾で馴染み深い名前ですが、ルネサンス期にフィレンツェを中心としたトスカーナを統治していた権力者です。
橋の上から顔を出す店舗や住宅の壁がカラフルでかわいらしいですね。
ノルウェー・オスロ・レオナルドダヴィンチ橋
レオナルド・ダ・ヴィンチ橋(VebjørnSand da Vinci)はオスロ(Oslo)郊外に実在する、全長100メートルほどの歩道橋です。
この歩道橋は実際に「モナ・リザ」でも有名なレオナルド・ダ・ヴィンチがデザインした橋なのです。
1502年にデザインしたデッサンをベースに、5年がかりのプロジェクトが組まれ、2001年に完成しました。
ダヴィンチといえばヴェッキオ橋でも触れたルネサンス期、メディチ家の時代の人。
当時は実現不可と言われ建てられることのないままでしたが、ノルウェーの美術家が橋の建築を提案しプロジェクト化しました。
500年以上も前のデッサンなのですが、支柱がないのに崩壊しにくく、 現代の建築家が見てもデザイン的にも構造的にもとても素晴らしいものだったのです。
令和の今に見てもスタイリッシュで美しく、どこか未来的な橋ですよね。
日本・和歌山・御橋廊下
日本からは和歌山城にある「御橋廊下」を紹介したいと思います。
御橋廊下は藩主とお付きの人だけが行き来する、外から見えない構造になっているのが特徴です。
廊下橋は他の城でも見られるのですが、和歌山城の御橋廊下は橋が斜めになっているのが特徴で、中から見ると廊下が斜めになっていて面白いです。
橋は無料開放されいていて、靴を脱いで廊下を渡ることができます。
城のすぐ近くにある「わかやま歴史館」の1階では、予約すると甲冑やお姫様の衣装が借りられるので、当時の服を着て御橋廊下と写真を撮ると楽しいですよ。
ベトナム・ダナン・ゴールデンブリッジ
最後にご紹介するのは、ベトナム・ダナン(Da Nang)近郊のバー・ナー・ヒルズ(Ba Na Hills)」 にあるゴールデンブリッジ(Golden Bridge)。
巨大な「神の手」が人々をいざなう歩道橋です。
この手に辿り着くには、高低差世界一かつ単線で世界一の長さを誇るロープウェイに乗っていきます。
橋は中世のフランスをモチーフにした景観のいいテーマパーク内にあるので、橋を見に行くついでに一日遊んで帰れます。
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