チュニジアってどんな国?
北アフリカの地中海に面するチュニジアは、知る人ぞ知るリゾート地です。
地中海沿いでは美しい景観のビーチ、南に行けばエスニックな雰囲気ただようサハラ砂漠の雄大な絶景。
首都チュニスからほど近い、チュニジアで最も美しい街と称されるシディ・ブ・サイドでは、白い壁にチュニジアンブルーの屋根、ドア、窓の建物がターコイズブルーの海を彩っています。
アフリカの中でもわりと訪れやすく、イスラム教国家の中では気軽に訪れられる国の一つとして、観光客が多く訪れている国、チュニジア。
一度は行きたいと憧れる国ではありますが、アフリカ、イスラム教国家ならではの気を付けるべきことがたくさんあります。
この記事では実際にチュニジアに訪れた筆者が、チュニジアでしたい10のことと、観光で注意する10のことをあげて、チュニジアの魅力について紹介していきたいと思います!
チュニジアでしておきたい10のこと
1.スパ・タラソテラピーを体験!
チュニジアはスパ、タラソテラピーにとても力を入れていて、発祥国のフランスに次いで世界で二番目にタラソテラピーが盛んな国。
タラソテラピーとは海洋療法のことで、海水や海泥などを使う自然療法です。
残念ながら男性はスパしか利用ができませんが、美と健康に貪欲な女性の方はぜひ地中海の海水に浸かって、ストレスを洗い流してみてはいかがでしょう。
スパホテルによってはハマムというトルコ式の公衆浴場がついているところもあり、ハマムは男性も利用が可能です。
タラソテラピー施設があるところは高級ホテルが多く、その雰囲気に酔いしれることができるくらい美しいつくりです。
滞在しなくても利用することができることころもあります。タラソテラピーを体験する予定なら、海水プールが利用できることもあるので、日本から水着を持参していった方がいいです。
2.チュニジア流のミントティーを飲む!
チュニジア風おもてなしの定番はミントティーです。
なんだミントティーだったら日本でも飲めるじゃないかと思われそうですが、チュニジアのミントティーはとても甘く、生のミントの葉がこれでもかというほど入っているのが特徴。
少し贅沢して松の実が入っているバージョンもあります。お茶自体は濃いめです。
地べたに座って飲むと、アラビアンな雰囲気が満喫できます。
アラビアンコーヒーもありますが、砂糖をたっぷり入れる前提なので、とても濃くて苦く、量は少なめです。エスプレッソに近いですね。
カフェではシーシャという水タバコを吸っている人もいるので、よりアラビア気分が満喫できます。
シーシャの容器はとてもエレガントで、ジーニーでも出てきそうな雰囲気です。
3.地中海で地中海料理を食す!
地中海沿いの北部エリアは肥沃な土地が広がっています。チュニジアご自慢の農作物といえばなんといってもオリーブ。
実は南側が砂漠地帯であるにも関わらず、国土の3分の1はオリーブ畑で、世界5位のオリーブ生産国なのです。
特に肥沃な土地で育ったチュニジア産のオリーブオイルはポリフェノールとオレイン酸が豊富で世界中から注目されています。
そのオリーブやオリーブオイルを使った、地中海で獲れた海の幸の料理などは絶品です。
チュニジアはイスラムの国ではありますが、食文化はイタリアやギリシャから大きく影響を受けているので、日本人にわりと親しみやすい味付けです。
トマトベースの料理やクスクスと合わせた料理などがいただけます。
てっとり早くチュニジア料理を試したい人は、まずホテルのランチビュッフェなどで色々試して、自分に合う料理を探してみるのがおすすめです。
外資系ホテルでなければ、チュニジア料理が出ていないホテルはあまりないかと思います。
現地オリジナルの料理を食べようとする時、大抵の場合メニューに説明されていてもピンとこないものが多いですよね。
例えば日本で「お好み焼きのこと」を「日本風ピザ」なんて紹介されているのと同じで、実際食べたり目にしてみたりするとだいぶ違う可能性があります。
ホテルのビュッフェなら口に合わなければ残せばいいだけですし、美味しいと思うものがあればホテル以外でもオーダーできます。
ビュッフェの食後にはフルーツコーナーにオレンジがきっとあると思うので、食べてみてくださいね。チュニジアはオレンジの生産も盛んなのです。
4.地中海で泳いでみる!
壮大な歴史の舞台となってきた地中海。その全てを見てきたターコイズブルーの海に、体を浸してみるのはいかがでしょうか。
ビーチに寄るかもしれませんが、チュニジアで最も有名なリゾート地であるヤスミン・ハマメットで泳いだ時には、磯臭さがなく、海水なのにベタベタせずサラサラしているという印象がありました。
どこのビーチも現地の女性が水着になるのに抵抗があるのか、わりと空いています。
できることなら、女性はホテルのプライベートビーチを利用するのがおすすめです。
現地の女性はブルキニと呼ばれるイスラム用の水着を着用しており、その中でビキニに近い水着を着た女性がいると、大変目立つからです。
もしそういったエリアで泳ぐ場合は、Tシャツなどで肌を隠すようにしてください。
プライベートビーチなら欧米の人も多く、ビキニ姿でうろついているので気になりません。
地中海に行ったからには泳がないのはもったいないです。もし水着を持って行くのが面倒であれば、足だけでもつけて地中海を肌で感じ取ってみてくださいね。
5.旧市街のスークで買い物する!
エスニックな雰囲気を手軽に楽しめるのがスーク(旧市街の市場)です。屋根があるので天気を気にせずさまようことができます。
スークはチュニジアの至るところにあり、どのスークもところ狭しとたくさんの物が溢れています。
買い物しなくても散歩するだけで異国情緒を満喫できるスポットなのです。
チュニジアのお土産で、バラまきにもおすすめなのはオリーブオイルです。手の平サイズのボトルにレモンフレーバーやバジルフレーバーなど、こじゃれたセレクションがセットになっているものがよく売られています。
自分用にチュニジアンブルーが美しい陶器や、シーシャ容器のような香水瓶を見てみるのも楽しいです。
大皿を持って帰るのは大変ですが、玄関先に鍵や指輪、リビングにお薬などを入れておくのに最適なサイズもあり、部屋の中が華やぎます。
香水瓶も香水を入れなくても洗面所に飾っておいたりするのもいいですし、女性へのプレゼントにも喜ばれます。
ちなみに買い物に行く時はできるだけエコバッグを持って行った方がいいです。チュニジアのレジ袋はとても薄くてもろく、少し重いものを入れるとビニールが伸びて破れてしまいます。
実際、筆者はオリーブオイルをいくつか買って、すぐにビニールが破れ瓶が割れてしまいました。
購入した店に戻って説明したら、新品に交換して今度は何重にも袋を重ねてくれたから問題はなかったのですが、もし一点もののお皿だったらと思うと怖いです。
6.白と青の街並みシディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)へ行く!
チュニスからほど近いエリアに、シディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)という白い壁と青い屋根・扉・窓が美しく映える街があります。
白い壁を彩るカラフルな花もたくさん咲いており、「チュニジアで最も美しい街」とも称されているところです。シディ・ブ・サイドは丘の上に位置するので、白と青の街並みの向こうにさらに青く広がる地中海を見ることができます。
シディ・ブ・サイドで見られる建築物の青はチュニジアンブルーと呼ばれており、青より明るく、太陽が照らした地中海の色にとてもよく似ています。
この白い壁の建物は地中海ならではの文化で、日差しを反射するために雪のような白い壁にしてあるのだそうです。
地中海沿岸は石灰が含まれているので、漆喰が壁の材料になっています。青の屋根などはギリシャでも見かけられますが、青の塗料が安く手に入った背景があるそうです。
結果的に白と青のコントラストが美しく、涼やかな町並みが広がっています。
「白と青の小さな楽園」と呼ばれるシディ・ブ・サイドでは、鳥かごが伝統工芸として有名です。
この鳥かごのかごの部分はモスクをかたどっていて、とても美しい造形です。細工がレースのようにとても細かくて思わずうっとり眺めてしまいます。
シディ・ブ・サイドは世界で初めて、白と青の建物に統一された景観保護の政令が出された街でもあるので、この街並みはこの先もずっと変わることがありません。
7.古代ローマ時代の歴史を感じられる遺跡を巡る!
チュニジアは多彩な歴史と文化が入り混じった国で、「モザイク模様のような歴史を持つ国」と呼ばれています。
過去にはローマ帝国に属してアフリカの首都として発展したこともあります。そういった背景もありチュニジアは古代ローマ時代の遺跡など、壮麗な歴史を感じられる観光地としても人気が高いのです。
一番見ごたえがあるのがエル・ジェムの円形闘技場(Amphitheatre of El Jem)です。
世界遺産の円形競技場跡で、チュニジア南東部にあります。収容人数3万5千人と巨大かつ保存状態がいいので、わざわざ見に行く価値のあるところです。
かつてここでは見世物として死刑囚同士、猛獣と剣闘士、奴隷たちが命懸けで戦った場所でもあり、地下通路には剣闘士や猛獣たちの控の間も残っています。
建築物に思いを馳せると、観衆たちの歓声が聞こえてきそうなほどリアルです。
保存状態の良い巨大な世界遺産として、チュニジア北西にあるドゥッガ遺跡(Dougga/Thugga)も見応えがあります。
ドゥッガは丘の上という意味があり、遺跡は標高およそ600mほどの丘の上に広がります。丘の上にあるので見晴らしがよく、青空をバックにした大神殿などの美しい写真が撮れます。
チュニジア最大のローマ遺跡です。すばらしい世界遺産なのに静かな田園地帯にあるので、人も多くなく穴場の観光地です。
首都のチュニスから気軽に行ける遺跡もあります。世界遺産のカルタゴ遺跡(Carthāgō)では、青く広がる地中海をバックにした光景がとても美しいアントニヌス浴場(Thermae Antonini)などがあります。
映画やマンガで大ヒットしたテルマエ跡です。
カルタゴ遺跡は建築物としてはあまり残ってないのですが、カルタゴが発展し始めたのが紀元前9世紀ですから、そんな太古の昔に使われた建物が一部でも残っていることだけでも感動します。
8.チュニジアで最も有名なリゾート地、ハマメット(Hammamet)へ!
首都チュニスから車で約1時間ほどいったところに、欧州からの旅行客が押し寄せるハンマメット/ハマメット(Hammamet)があります。
ハンマメットの駅から5kmほど南へ行ったヤスミン・ハマメット/ヤスミン・ハンマメット(Yasmine Hammamet)にはリゾートホテルが立ち並び、静かな過ごしやすいビーチリゾートが広がります。
高級リゾート地なのに物価が安く、比較的治安もいいのに嘘みたいなお値打ちの値段で宿泊ができるところです。
何より地中海を見渡せる眺めが素晴らしく、城壁に囲まれたメディナ(旧市街)も含めとても写真映えするスポットです。
滞在するならチュニスではなくハマメットで過ごすのがおすすめです。
ハマメットよりさらに南へ行ったスースもビーチリゾートして有名で、「サヘルの真珠」と呼ばれています。
チュニスから遠くなりますが、こちらも美しい街なのでビーチリゾートに興味があればぜひチェックしてみてください。
9.サハラ砂漠へ行ってみる!
サハラ砂漠へ行くには時間と気力が必要です。ただ行ったらそれなりの感動を味わえる魅力を湛えています。
サハラ砂漠では映画で見たような砂と空だけが延々と広がる景色が広がります。
夜になるとこぼれ落ちてきそうな眩い星たちが空を埋め尽くし、いま自分がいるのは地球という一つの星であるんだなということを実感できる景色です。
砂漠ではキャメルライディングなどが楽しめます。ラクダの背に乗って揺られているだけで、これ以上ない旅行気分が味わえます。
サハラ砂漠へはツアーを利用して行ってください。個人行動はできるだけ控えて、慎重に安全な行動をとるように心掛けてくださいね。
砂漠エリアは危険エリアとして入れない時期もあります。砂漠自体、決して安全な場所ではないので、事前によく検討して行かれることをおすすめします。
10.スターウォーズロケ地へ行ってみる!
チュニジアはスターウォーズのロケ地としてかなり使われているところも魅力の一つ。
特にエピソード1でアナキンが育った街オング・エル・ジュメル(Ong El Jemel)が有名です。
映画のセットがそのままになっていて、スターウォーズファンにはたまらないところ。
ほかにもエピソード4でルークの生まれ故郷の惑星ロケ地となったのはマトマタ(Matmâta)にあるホテルシディドリス(Hotel Sidi Driss)なども有名。
先住民ベルベル人の伝統的な穴居住宅が見られます。地球にある宇宙に辿り着いた気分になりますよ。
他にもロケ地になったところは書ききれないほどたくさんあります。
そのどれもがとても行きづらくてアクセスの悪い半砂漠地帯だったりするので、ツアーを利用して効率よく安全に訪問するようにしてください。
行く前にはスターウォーズを見直してから行ってみてくださいね!
チュニジアで気をつけたい10のこと
既に「しておきたい10のこと」でも注意事項はあげていますが、外務省の危険情報や一般的に言われていること以外に注意してほしいことをあげておきます。
1.全ての人に警戒するに越したことはない
これはどこの国に行っても注意すべき事項だと思いますが、善人を装って近づきスリをしていく人たちもいますし、お店やタクシーでぼられることだって少なくないです。
チュニジアの人が悪人だというわけではなく、人を騙すということが悪いことだという認識が薄い人も多いとでも言った方がいいでしょうか。海外では多いですよね。
日本人女性は特にナンパされることも多いと思いますが、ナンパから始まるトラブルもあるので充分注意をしてください。
2.いつ何が起こるかわからないということを心にとめておく
チュニジアはリゾート地といってもやはり歴史・宗教的な背景からも事件が起こりやすい国。いつなんどき何が起こってもおかしくありません。
実際、筆者が行った時も襲撃事件がありました。2015年にはバルド国立博物館の銃乱射事件で日本人の犠牲者も出たように、本当に事件が起こる前日、数秒前まで何が起こるかわからないという警戒は必要です。
3.インターネット環境が不安定な場合もある
筆者がチュニジアに入った当日、インターネットは止まっていました。その辺一体が長時間ネットがつながらない状態だということでした。
もちろん場所により、時期により問題なく使えるところはあると思いますが、使えない時もあるのだという意識で行かれた方がいいと思います。
4.暑いけど女性は肌を露出しない
リゾート地に行くならインスタアップ用に、ビーチでリゾートワンピの写真を撮ろうと思いたいところですが、ムスリムでは女性は肌を露出しません。短パンもNGです。
胸はもちろん、腕や脚を半分出していたら誘っていると思われます。欧米人の多いハマメットエリアなら見慣れているので多少緩いですが、出かける時にはどんなに暑くても必ず長袖の羽織ものを持参するようにしてください。
また厚着だと汗をかくので市販のミネラルウォーターなどを持参して、こまめに水分補給を心がけてくださいね。
5.首都チュニスにはあまり長居しない方がいいかも
何か事件が起こる時、人が多く集まる首都は標的にされることが多いです。バルド国立博物館もチュニスでしたし、筆者が行った時に遭遇した襲撃事件もチュニスでした。
また他のエリアと比べると物価がとても高く、宿泊施設やタクシー代などは感覚として日本と同じくらいです。
フライトの都合などでチュニスに滞在する場合は、人が多く集まらないところにいた方が安全です。
6.日程を選べるならラマダンは避ける
ラマダンとは、ある一定期間1カ月ほど日が昇っている間は絶飲絶食するというイスラムのイスラムの習慣です。
祝日は日本ではなかなかわかりづらいので、在チュニジア日本国大使館のサイトなどでチェックしていってくださいね。
ラマダン時には喫煙などもNGとなるのでイライラした人が多いです。交通事故などには気を付けて、飲食時は周りに気を遣う配慮が必要です。
他にも祝日の日は施設が閉館していることが多いので、できれば避けた方がベターです。何かあった時に日本大使館と連絡がとれないというのも不安ですしね。
7.基本的にはアルコールNGであることを理解する
ムスリムは基本的にアルコールNGです。なので街中であまり目立つところにバーのようなものを見かけませんでした。
ですがチュニジアはリゾート地でもあるので、お酒が飲めるところもありますし、買うこともできます。
フルーティーなチュニジアワイン、ブッハ(boukha)と呼ばれる地中海イチジクを使った蒸留酒、セルティア(Celtia)という地元ビールなど、せっかくだから試してみたいお酒はいくつかあります。
ただやっぱりラマダン中は販売が中止されていますし、飲むとしても屋外はもちろんNGで、室内でもできるだけ目立たないところで飲むのが望ましいです。
アルコールをレストランで飲みたいけど人目が気になるという人は、入口の席に座らないなどすれば問題ないかと思います。
8.英語はほぼ通じないという覚悟で
チュニジアの公用語はアラビア語です。1956年の独立前はフランス保護下だった背景もあり、フランス語が使える人も多いです。
なので英語よりフランス語の方がずっと通じます。ホテルや空港では英語が流暢な人が多かったですが、それ以外はお互いに単語を並べて会話するような感じでした。
筆者が行った時に襲撃事件が起こった際、日本の大手旅行会社に依頼した英語対応可のドライバーに説明を聞いても、事件の説明がいまいちで困りました。
個人旅行をする人は、少しでも安くとできるだけ自力で現地の安いツアー会社を利用して移動しようとする人が多いですが、何かあった時のトラブルは日本の大手旅行会社の方が交渉しやすいです。
時間や料金などもしっかりしているので、そういったところを経由して予約した方が賢明です。
筆者も現地でドライバ―と英語で交渉しても言語の面でどうにもならなかったので、帰国後に依頼先の旅行会社に日本語で交渉をして一部返金にしてもらえた経緯があります。
またフランス語がメインだという背景でちょっと困ったのが、PCがQWERTY配列でなくフランス語配列だったことです。
PCは荷物になるし、盗難などのトラブルもあるかもしれないので持ち歩かず、ホテルのビジネスセンターで借りていたのですが、長文が全然打てません。
@など記号を出すのもホテルスタッフの人に訊ねたりしていたので、現地でPCを借りて長文を打とうなどあまり予定していかない方がいいです。
ウイルスやハッキングも心配ですしね。
9.空港で日本円に換金できないこともある
チュニジア貨幣はチュニジア国内でしか両替ができません。
筆者はチュニスの空港で到着時には問題なく日本円から換金できたのですが、帰国時にトラブルが発生しました。
チュニス空港で両替の窓口に並び、やっと自分の番が来たと思ったら今の時間帯は日本円に両替できない、とのこと。
早朝だったからかもしれませんが、仕方なく米ドルに交換してもらいました。他にもユーロなどには両替できるようでした。
両替には当然手数料がかかるので、そんなことなら前の日にもっと贅沢して使ってしまえばよかったと思ったものです。
10.虫除けをして、野生動物には近づかない
病気の元にもなる蚊やダニに刺されないよう、虫除けをしっかりしてください。9月から12月は蚊の媒介による西ナイル熱の流行期です。
またダニの媒介による地中海紅斑熱やサシチョウバエの媒介による皮膚リーシュマニア症など怖い病気にかかる可能性が色々とあるので、肌はできるだけ隠した上で虫除けもしっかりして出かけてください。
気を付けるのは虫だけでなく、狂犬病の恐れもあるので、犬や猫など野生動物には近づかないように気を付けてくださいね。
以上、チュニジアで注意すべきことや、やってみたいことなどは10個では書ききれないですが、大きくまとめてみました。
チュニジアを旅行の行き先に検討している方の参考になれば幸いです。
Bon voyage!