今回は世界の夕陽・サンセットをテーマにした、お日様が主役の記事です。
空が夜の準備をし始める時は分刻みで色が変わっていき、辺りの景色を神秘的な色に染め上げていくのでとても美しい時間ですよね。
一日のうちで一番神秘的で美しい時間なのではないでしょうか。
どこで見上げても同じ太陽なのに、場所が違うだけで雰囲気がガラッと変わる姿は虜にさせられますよね。
今回は、夕焼けの時間帯がとても似合う絶景をリストしていきます。
ちなみに世界の三大夕日はマニラ、バリ、釧路となっているので、今回はそれらと日本以外を紹介させていただきます！
カンボジア・アンコールワットの夕焼け
最初にご紹介するのがカンボジアの世界遺産「アンコールワット（Angkor Wat）」の夕焼けシーンです。
夕陽に照らされた遺跡のシルエットが、水面を軸にした上下対称の美しい影絵を浮かび上がらせます。
昼間の景色も素晴らしいですが、夕陽を背にするとより神々しいですね。
シェムリアップ（Siem Reap）から朝日・夕日のツアーも出ています。
オーストラリア・ウルル（エアーズロック）の夕焼け
オーストラリアのウルル／ エアーズロック（Uluru／Ayers Rock）は茶色の肌が美しい一枚岩ですが、夕方になると刻々とオレンジ、赤、ピンク、紫といった色を徐々に交えて変化していきます。
ウルル周辺はラクダでサンセットを見るツアーがあり、自分が夕陽の風景の一部になることができます。
筆者は夕方に参加しましたが、朝日を見るツアーもあるようです。
ケニアの赤い夕陽
ケニアの夕陽の魅力は高層ビルのシルエットに遮られることがなく、地平線に沈む夕陽を見ることができるところです。
夕陽に照らされた動物たちのシルエットが浮かび上がるのも、奇跡のような美しさです。
野生動物のシルエットが時間と共に空の色と一体化していく過程は、涙が出るほど雄大で感動的ですよ。
おすすめスポットはアンボセリ国立公園（Amboseli National Park）とマーサイ・マーラ国立保護区（Masai Mara）です。
12月から2月にかけてと、6月から10月にかけての乾季は、空が赤く染まりやすいと言われています。
特に7月から9月にかけては、動物たちの大移動がある時期なので狙い目です。
オーストラリア・ケーブルビーチの夕陽
オーストラリアの夕焼けシーンがあまりに好きすぎて、2つ出してしまいました。
2つ目のオーストラリアのおすすめ夕陽は、西オーストラリアのブルーム（Broome）にあるケーブルビーチ（Cable Beach）です。
ブルームのケーブルビーチは月光が海面に反射して、まるで月にむかって階段が現れたかのような「月への階段（Staircase to the Moon）」で有名なところですが、満月の夜だけでなく黄昏時もとても美しい景色が見られるのです。
22kmの壮大なビーチの上に夕陽のグラデーションが広がり、永遠に続いているかのように見渡せます。
ウルル同様キャメルライディングツアーが人気で、夕焼けで色づいたケーブルビーチの砂浜に、ラクダに乗った自分の影を落とすことができます。
ブルームは日本人と関係の深い街です。
1880年代に真珠の養殖技術を伝える為に移住した日本の潜水作業員たちが、ブルーム真珠業の興隆を助けました。
働き者であった日本作業員たちは、潜水病やサイクロンで命を落とす者も多く、その功績を称えて、毎年9月頃になると「Shinju Matsuri」 が開催されます。
月への階段は7月から10月、満月の干潮を狙わないと難しいですが、夕陽と合わせて見てほしい光景です。
アマゾン川に沈む夕陽
世界で一番川幅の大きな川・アマゾン川。川に広がるジャングルの向こうに、夕陽が沈んでいく光景が見られます。
ピラニアの住処であるアマゾン川が夕陽で赤く染められていく姿は、野生的でありながら悠然として魅了されます。
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ボリビア・ウユニ塩湖の夕暮れ時
ここ数年で知名度を得た秘境、ボリビア「ウユニ塩湖（Uyuni）」。もはや秘境でなくなっているほど有名になったしまった絶景エリアですが、ここの夕陽も絶景です。
夕陽でマーブル模様に彩られた空と湖。地平線が対象軸になっていて、眺めていると地平線から吸い込まれていきそうな錯覚を覚えます。
夕方には全く違う景色を見せてくれるウユニ塩湖ですが、実は夜もすごく美しいのです。
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ウユニ塩湖は日本からだととてつもない時間をかけて行き、さらに天候に恵まれないと絶景には出会えないという難関スポットです。
できれば行くときには長期で行って、最高の景色を目に焼き付けてきてくださいね。
ハワイ・ワイキキビーチのサンセット
サンセットの鉄板と言ってもいいのではないでしょうか、世界の人が魅了されるハワイ・オアフ島のワイキキビーチサンセットを挙げさせてもらいます。
ビーチに聳える背の高いヤシの木たちのシルエットは、切り絵のように夕陽とビーチを美しく見せます。
ハワイの夕暮れ時は、夜になるのが楽しいとさえ思える瞬間です。
ハワイは「虹の州（Rainbow State）」と呼ばれるように日中には頻繁に虹が見られ、夕方には極上の夕陽が沈む空を掲げています。
ハワイの空は魔法がかかっているのではないかと思えるほど、昼も夜も神がかり的な奇跡が見られる空間です。
番外編：トルコ・カッパドキアの朝陽
夕陽も美しいですが、強力なエネルギーが得られそうな朝陽もまた格別です。
朝陽といえば、トルコの奇岩群「カッパドキア（Cappadocia）」で見られる朝陽がこの上ない美しさです。
カッパドキアでは絶景を空から見られる気球ツアーが出ていて、おとぎ話に迷い込んだかのような光景が俯瞰できます。
カッパドキアまで行くのにも遠くて大変な上に、早朝のツアーはかなりの早起きに加え、夏でも寒さに震えるほどなのですが、この絶景はプライスレスです。
気球には乗らずに、少し離れて数々の気球が舞う姿を見るのもキレイですよ。
カッパドキアは奇岩にできた洞窟ホテルもたくさんあり、旅人の心を鷲掴みにする観光スポットですので、ぜひいつか行く旅先候補に検討してみてくださいね。
この記事で紹介したウルルやアマゾン川については、以下の記事でも紹介していますので、よかったら読んでみてくださいね。
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