横浜の市街地に広がる里山風景の「四季の森公園」。夏は蛍狩りや水遊びも

横浜市緑区・旭区は観光スポットが集まっているエリアです。

よこはま動物園ズーラシア」をはじめ、隣接する「フォレストアドベンチャー・よこはま」や「里山ガーデン」、さらに5分ほど車を走らせると広大な自然が広がる「四季の森公園」があります。

今回はその中で横浜市緑区にある「四季の森公園」をピックアップして紹介したいと思います。

ズーラシアは2020年6月時点で入場制限をしているので、入れなかった時の遊び場候補としてとてもおすすめです。入場料金は無料です。

四季の森公園での見どころ

四季の森公園は45.3ヘクタールという広さで、公園の中を全部見て周ろうとすると2-3時間かかるようなところです。

ここは本当に横浜市内?と疑いたくなるほど自然豊かで、舗装されていないアップダウンのある山道が続きます。

犬を連れての軽いウォーキング目的の方でしたら、周りたいところをピックアップしておいた方がベターです。

桜の時期は「さくらの谷」、初夏は「しょうぶ園」、紅葉時期は「紅葉の森」など季節によってルートを変えるのがおすすめです。

子供連れならジャンボすべり台遊具広場、夏にはじゃぶじゃぶ池で遊ぶのがおすすめですよ。

展望広場

四季の森公園展望広場

車で行く場合、駐車場は南口広場の近くにあります。南口からまず目に見えるのが丘の上に佇む「展望広場」。

芝生広場の中央に、空を上っていくような形状で建っています。

展望広場付近では芝生の上にテントを張っている人達も多いです。

ジャンボすべり台

四季の森公園ジャンボすべり台

展望広場の脇を下っていくと「ジャンボすべり台」の入口が見えます。

このジャンボすべり台の少し怖いのは、下りていく先が見えずどこまで続くかわからないところです。

でももちろん子供も滑れるくらいなのでそこまで急でもなく、ただただ楽しいロングすべり台です。

休日だと5分くらいは順番待ちが必要なほどの人気ぶり。ジャンボすべり台はローラー式ではないタイプです。

遊具広場

四季の森公園遊具広場

ジャンボすべり台で下りていくと「野外ステージ」に出ます。その野外ステージの左側、坂を上っていくように進むと「遊具広場」があります。

遊具広場はとても楽しそうな遊具がたくさん集まっていて、子供達も群がりやや密集状態。

子供向けの遊具があるのは、遊具広場とジャンボすべり台だけのようです。

ひかりが丘団地近くにある「ちびっこ広場」は広場のみで、遊具も芝生もありませんのでご注意ください。

こんな広大な公園で、こんな狭いエリアに遊具をまとめなくてもいいような気がするのですが、四季の森公園は自然を残すことを最優先に考えられたのだと思われます。

じゃぶじゃぶ池

四季の森公園じゃぶじゃぶ池
じゃぶじゃぶ池(2020年6月時点はメンテナンス中)

四季の森公園にある「じゃぶじゃぶ池」は横浜市内で水遊びができる人気スポットの一つです。

小さな滝から水が流れ落ちる景観は清涼感があり、池で子供たちが水と戯れる様子はとても絵になります。

ただ2020年6月時点では、じゃぶじゃぶ池はメンテナンスの為に利用できなくなっています。

どうしても水遊びしたいという人は、南口近くの噴水広場で水に足をつけて歩き回ることはできるようです。

四季の森公園噴水

噴水はミスト状で常時運転しているわけではなく、停止している時に中に入って遊んでいる家族連れが多いです。

じゃぶじゃぶ池ではオムツがとれていない子は水遊び用のオムツでも入れず、水遊び用の靴が必要となるのでご注意くださいね。

四季の森公園じゃぶじゃぶ池注意事項

メンテナンス中は普段子供たちが群がる池の周りを静かに散策できるので、水遊びを目的としない人たちの穴場スポットになっていますよ。

はす池

四季の森公園へは公共交通機関だと横浜市営地下鉄グリーンラインJR中山駅」から15分ほど「四季の森公園プロムナード」を通っていきます。

四季の森公園プロムナードは初夏にあじさいが咲く爽やかな小道です。

プロムナードを経て北口を入ると、目の前に「はす池」が広がります。例年4月下旬になると、はす池にずらっと鯉のぼりが並びます。

向かって右側には遊歩道もあり、池に訪れるカワセミ目当てでカメラを向ける人たちが集まるスポットです。

しょうぶ園

四季の森公園しょうぶ園

四季の森公園のちょうど真ん中あたりには、4500株もの菖蒲が植えられた「しょうぶ園」が広がります。

6月が見頃の菖蒲ですが、2020年6月中旬時点では花がいくつか咲いていてももうピークは過ぎたような感じが見受けられました。

しょうぶ田の真ん中には遊歩道があり、しょうぶ田に流れ落ちる水のせせらぎはとても涼やかで、花が旬を越えていても行ってみてほしい場所です。

さくらの谷

四季の森公園の東口近くにある「さくらの谷」は、多くの種類の桜が見られる花見スポットです。

ヤマザクラ、ソメイヨシノを始め、早咲きの河津桜、寒緋桜、寒桜から遅咲きのカンザン、緑色のサクラである御衣黄(ギョイコウ)、四季桜、横浜緋桜が見られます。

横浜緋桜ヨコハマヒザクラ)は横浜生まれの桜で、 濃いピンクの色鮮やかな桜です。

横浜市内でそこら中に咲いている花というわけではないので、チェックしてみてくださいね。

たくさんの品種が見られるさくらの谷ですが、意外に混雑せずゆっくり見られる穴場の花見スポットです。

四季の森公園の駐車場

四季の森公園の駐車場は南口のみに165台の収容スペースがあります。

基本的に平日は無料ですが、土日祝日は普通車510円に任意の緑化協力金20円を前払いで支払います。

時間制限は特にありませんが、朝8時半から夕方は17時、5月から9月のみ18時までと結構早いです。

時間を過ぎると閉鎖されて翌朝まで出せず、特に夏の間は日も長いので注意してくださいね。

駐輪場は北口と南口にあります。

四季の森公園でのイベント

四季の森公園まつり

例年4月29日に開催されるイベントです。ジャンボすべり台を下りたところにある「野外ステージ」でパフォーマンスが見られたり、模擬店が出たりします。

ホタルの夕べ

四季の森公園の駐車場は通常17時まで、5月から9月までは6時までとわりと早い時間に閉まってしまいます。

例年、6月の初旬から中旬だけは「ホタルの夕べ」として、夜20時50分まで駐車場も延長されます。

横浜市内でホタルが見られるというのはとても貴重で人気が高く、週末は夕方には駐車場も満車となるのでご注意くださいね。

四季の森公園周辺のグルメスポット

四季の森公園内は売店はあってもレストランなどはなく、花火やバーベキューといった火の使用も禁止されています。

一日いたいという人はテントなどを持参して、ピクニックの準備をして出かけるのがいいかと思います。

帰りにどこか寄って食べて帰ろうという人向けに、いくつかグルメスポットを紹介したいと思います。

トラットリア ダ・テレーサ(Trattoria da Teresa)

中山駅の南口から歩いて5分ほどのところにある、中山駅を利用する人向けのお店です。店に駐車場はありませんが、近隣にコインパーキングはあります。

千円台からオーダーできるランチなどリーズナブルに食べられるイタリアン。地産地消の野菜にこだわっていて、横浜市緑区の農家さんから直接買い付けをしています。

シェフはイタリア・ジェノバで修業されていた方で、自家製パンからパスタ、ピザ、デザートまで美味しく食べられ、イタリアワインも充実しています。

パスタは少しアルデンテ気味、コーヒーはエスプレッソと少し大人の本格イタリア郷土料理が楽しめるトラットリア。

小さな子供向けの料理はなく、食事の持ち込みもNGなのでご注意くださいね。

ららぽーと横浜

THE BUFFET 包包點心

ららぽーと横浜」は四季の森公園から鴨居に向かって車で7分のところにあり、車で移動する方におすすめです。

ららぽーと横浜は平日駐車場無料ですし、土日祝でも千円以上で1時間無料のため、ごはんを食べて行けば、駐車場代も払うことはまずないかと思います。

2019年3月にオープンした「THE BUFFET 包包點心(ポウポウテンシン)」では、できたての小籠包が食べ放題となっており、3歳以下は無料なので小さなお子様連れにはとても便利です。

包包點心は、オーダー式となっている名物の台湾小籠包をいくつ食べれるかがポイントとなってくると思うので、小籠包以外は手包み点心とデザートだけに徹した方がいいかと思います。

デザートは雪花氷マンゴープリン杏仁豆腐がおいしく、これだけでも充分なのですが、オプションでドリンクバーを追加(税抜き299円)すると自分で作れるタピオカドリンクもついてきます。

たくさん食べたい10代20代にはとても嬉しい内容となっていますよ。料金は平日ランチで大人1699円(税抜き)です。

ららぽーと横浜では包包點心以外にも飲食店がたくさんあるので、3階のダイニングストリートを中心に探してみるといいかと思います。

ららぽーと横浜2階にある「Beaute’ et Sante」というヘルス&ビューティーゾーンの女性トイレはパウダールームがとてもオシャレなので、女性の方は見に行ってみてくださいね。

ららぽーと横浜トイレ

ズーラシアなど四季の森公園近隣の観光スポットは、またこちらのサイトで紹介していく予定です。

四季の森公園
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