以前にHoliday Talkで横須賀「ソレイユの丘」を紹介させてもらいましたが、今回は同じ横須賀にある「くりはま花の国」を紹介させてもらいます。
「ソレイユの丘」から「くりはま花の国」までは車で30分なので、ソレイユの丘でキャンプした翌日に「くりはま花の国」に行ってみるのもいいですね。
同じように高台から海を眺められて、四季の花が楽しめるところですが、アクティビティや見られる花が少し変わります。
どちらかというと、くりはま花の国の方がカップルや大人だけの散策を見かけるので、デート向きかもしれません。
今回は「くりはま花の国」や、くりはま花の国から歩いて5分ほどのペリー公園、久里浜海岸、周辺のグルメスポットについて紹介します!
くりはま花の国の見どころ
くりはま花の国の一番の見どころは、丘に広がるコスモス・ポピー園です。
9月中旬から10月末まではコスモス、4月から6月中旬まではポピーが、それぞれ100万本咲き誇ります。
ちなみに京急久里浜駅ではくりはま花の国のコスモスにちなんで、駅の入線メロディーが山口百恵の「コスモス」になっているんですよ!
それ以外にも至る所でハーブや花が見られるようになっていて、夏はハーブ園入口にひまわりが咲いています。
例年6月中旬から7月初旬まではアジサイシーズン。園路沿いに色とりどり、種類豊かなアジサイが咲き誇ります。
おすすめ時期はゴールデンウィーク
ゴールデンウィーク近くになると、ポピー畑では初夏の空に鯉のぼりが泳ぐなんとも爽やかな光景が見られます。広いポピー畑を横切って鯉のぼりが飾られる姿は圧巻!
くりはま花の国のポピーは色彩豊かなので、鯉のぼりがズラッと並ぶ光景によく映えます。鯉のぼりが登場するGW周辺が、くりはま花の国でも一番鮮やかに彩られる時期です。
ポピー畑では部分的にネモフィラが咲いているところもあるので、少し歩くとまた違った光景が見られるのもポイント。
場所に寄っては、ネモフィラとポピーがちょうど折り重なるようにして見えるスポットも。ネモフィラ、ポピー、森、鯉のぼり、空という層ができあがっているのが面白いですね。
2021年は4月24日(土)から5月9日(日)まで鯉のぼりが見られる予定です。
くりはま花の国には何がある?
くりはま花の国はかなり坂が多く、ウォーキングというよりハイキングができるようなところです。
森の中に舗装された道があって、スポット近くになると突然開けるような感じです。その分木陰が多いので、真夏でも休み休み行けばそこまで辛くありません。
森からは鳥のさえずりが絶え間なく聞こえるので、どこかで再生しているんじゃないかと疑うほど。鳥たちのさえずり合いを聞きながら、森林浴をするのが心地良いです。
それぞれの主要スポットにはフラワートレインという汽車型のバスが走っているので、うまく利用してみてくださいね。料金は大人で片道300円です。
くりはま花の国は入場料が無料なので、遊具で遊んでる分にはお金がかからないのもソレイユの丘と似ています。
冒険ランド・ボルダリング施設
コスモス・ポピー園頂上から少し行ったところには、冒険ランドとボルダリング施設があります。
冒険ランドは大きな複合遊具やターザンロープがあるところなのですが、この冒険ランドの一番の見どころは巨大ゴジラのすべり台です!
ゴジラの足元から上って、お腹部分から尻尾までをすべり下りることができます。
なぜくりはま花の国でゴジラなのかというと、初代ゴジラが第1話で最初に出現したのがくりはま花の国のある横須賀だったからです。
時折聞こえるフラワートレインの汽笛が、ゴジラの鳴き声にも聞こえますよ。
冒険ランドの遊具は、くりはま花の国のような広大な敷地でないと実現できないような規模です。
そこにさらに2018年10月にボルダリング施設がオープンしました!
ボルダリングは週末や長期休暇期間中しかオープンしていませんので注意してくださいね。料金は1時間500円、クライミングシューズレンタルは300円です。
ハーブ園・足湯「湯足里」・くりはまKidsガーデン
ハーブ園、足湯「湯足里」、くりはまKidsガーデンは同じエリアにあります。Kidsガーデンは子供が遊べる複合遊具が並ぶエリアです。
大きくはありませんが、Kidsガーデンの脇にはグリーンハウス(温室)もあるんですよ。
足湯「湯足里(ゆったり)」 では、ハーブ園で収穫したハーブをブレンドした足湯が、無料で利用できます!(2021年4月時点では故障のため休止中)
ハーブ園と同じ敷地内にあるくりはまKidsガーデンの遊具も、冒険広場同様とても充実していて、乳幼児が遊べるエリアや大人でも楽しめる大型ロングすべり台が設置されていますよ。
Kidsガーデンのブランコエリアは、赤ちゃんブランコと椅子のように座って漕げるブランコもあります。
夏場は多少暑いですが、ハーブ園にミストがあったり、座って飲食もできる展望台のような建物に入って休めたりするので便利です。
ミストは夏場のみ、晴天時の11時から17時まで稼働しています。
レストランロマリネス・天空BBQ
くりはま花の国ではミツバチを飼っていて、花の国で採れたハチミツを使ったスイーツも食べられるレストランがあります。
また高台から海を見下ろして食べるバーベキュー場もあり、手ぶらでペットと一緒にBBQが楽しめますよ。
特に飲食をする目的がなくても、レストラン脇から見下ろすととても景観がいいのでぜひ立ち寄ってみて欲しいスポットです。
大きなフェリーが行き交う久里浜港やクレーンが立ち並ぶ海は、久里浜ならではの海の景色です。
アーチェリー場・エアーライフル場
くりはま花の国と直接つながっていませんが、敷地内にはアーチェリー場、エアーライフル場があります。ソレイユの丘と違って大人が楽しめる遊び場もかなり充実しています。
それぞれに近い駐車場があるので、特にメイン駐車場でもある第1駐車場に停めないよう気を付けてくださいね。少し距離があるので歩かないといけなくなります。
パークゴルフ場もあるのですが、2021年6月22日で閉鎖することになったそうです。
くりはま花の国はどうやって周るのがいいか?
くりはま花の国の大メインは第1駐車場に近い正門のコスモス・ポピー園での花畑です。
もしコスモス・ポピー園でなんのイベントもなければ、花畑はスキップしてもいいと思います。
というのは花畑横の道は結構な坂を上らなければならず、花が咲いていないと下りることもできず花畑を通っていくことができないのです。
花畑脇にあるイングリッシュガーデンも、花畑シーズンオフはそこまで華やいでいないことも多いです。
コスモス、ポピーの咲く時期と12月のウインターイルミネーションの時期以外は、第2駐車場に停めてハーブ園から冒険ランドまで上がっていくことをおすすめします。
花畑のシーズンオフには、花の国で遊んだ後にせっかくなので第2駐車場からアクセスのいい遊び場に行くことをおすすめします!
くりはま花の国プールで遊ぶ
第2駐車場近くには室内温水プール施設の「くりはま花の国プール」があり、25メートルプール以外にも児童用プール、乳幼児用プールが用意されています。
くりはま花の国プールでは水遊び用パンツを履けば、オムツが取れていない子でも遊ぶことができますよ。
乳幼児プールには小さなすべり台もついていて、楽しく水遊びができます。
ペリー公園・ペリー記念館へ行く
子供がいる家族連れなら、遊んだ後に第2駐車場から5分のペリー公園に行くのがおすすめです。
ペリー公園には駐車場がなく、最寄りの駐車場がくりはま花の国の第2駐車場になるので、ついでに寄るのには最適なんです。
開国の地として知られる横須賀。開国のきっかけとなったペリー来航を記念して、ペリー公園の入口には立派なペリー上陸記念碑広場があります。
碑文はなんと初代内閣総理大臣・伊藤博文の筆です!
ペリー公園には無料で入場できるペリー記念館があり、黒船のジオラマやペリーになったつもりの巨大すごろくがあるので、歴史好きの大人以外でも楽しむことができますよ。
奥には児童広場があり、黒船をイメージした複合遊具で遊ぶことができます。
ペリー公園の児童広場にも椅子型ブランコ/赤ちゃんブランコが用意されていますよ。
第2駐車場からはすぐ海側へ行けるように、住宅地を抜けていってくださいね。
カインズがある道が「ペリー通り」と呼ばれていて、その道沿い左側に見えてきます。
久里浜海岸へ行く
ペリー公園の正面には、ヤシの木が立ち並ぶ久里浜海岸に出ることができます。
海水浴をするような賑わったビーチではありませんが、フェリーが間近に見れたり、少人数でバーベキューをしたり、ゆったり過ごすことができる穴場スポットです。
夏なら夕方までくりはま花の国やプールで遊んでから、ビーチで花火をするのもいいのではないでしょうか。
マンションがすぐ隣なのでロケット花火、打ち上げ花火、爆竹は控えてくださいね。
第1駐車場は通常17時(ポピー・コスモスまつり期間は18時)に閉まってしまいますが、第2駐車場だけは20時半まで利用できます。
くりはま花の国へ行ったら寄りたいグルメスポット
くりはま花の国ではレストランロマリネス、天空BBQ以外にも、正門近くに久里浜で揚がった海の幸が楽しめる「レストランうおくに」があります。それ以外にも売店で軽食が買えるようになっていますよ。
以降ではドライブデートでも使えるくりはま花の国周辺グルメスポットを紹介します!もちろん家族で行っても楽しいですよ。
Bocca Grande(ボッカグランデ)
駅から歩いて花の国に行くよ、という人に強くおすすめしたいのがBocca Grande(ボッカグランデ)。2020年3月に「京急久里浜駅」から歩いて5分の所にオープンしたイタリアンレストランです。
ランチは平日、休日関係なく、1200円で前菜、パン、コーヒー、紅茶がついてきて、全部お代わり無料!しかも食事中にはアイスティーでも、食後はホットコーヒーと変更も大丈夫なんです。
自家製パンからパスタや前菜まで全ておいしいです。この内容なら、表参道だったら倍近くの料金で出されるような内容だと思いますよ。
その分少し忙しそうではあるのですが、サービスもいいですし、子供連れにも優しいので、電車で行かれる人は要チェックです。
残念ながら駐車場がないので、近隣コインパーキング停めるか、くりはま花の国に車を停めておいたまま17分ほど歩いていくことになります。
Restaurant Wao(レストランワオ)
Restaurant Wao(レストランワオ)は、ビーチの正面に佇む白い洋館が目印のシーサイドレストラン。
くりはま花の国から車で13分ほど走ったところにある「津久井浜」が目の前に広がる絶景ロケーション!波打ち際が見えるテラス席もありますよ。
カジュアルなレストランでありながら、イタリアやフランスで修業してきたシェフがいて、地元でとれた地場食材を使ったメニューは一流レストラン並み。スープからデザートまで唸るほど美味しい料理が食べられます!
料理の盛り付けも素晴らしいですし、何よりスタッフさんがどれだけ忙しくても丁寧な対応をしてくれて、とても感じがいいところがポイントです。
また子供連れにも優しいお店で、2階には海が見えるキッズスペースがあり、隣にある小あがりの席で食べながら子供の様子を見守ることができますよ。
1階にはオムツ交換台もあり、何から何まで至れり尽くせり。小さなお子さん連れの方はぜひキッズスペース横の席を予約して行ってみてくださいね。
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サービスが丁寧な分、提供にはそれなりに時間がかかってしまうので、ランチタイムには2時間くらいみておいた方がいいです。
店の前に駐車場があるのですが、満車になってしまうことも多々。近くに提携駐車場があるので、レストランワオ公式サイトをチェックしてからお出かけください!
インドレストランカフェ「カリカ」
くりはま花の国から車で8分、野比海岸沿いにあるインドレストラン「カリカ」は、わりと本格的なインド、ネパール料理が食べられるレストランカフェです。
店はとにかく眺望がよく、ウッディな店の感じやテラス席のパラソルなど全てが海辺のカフェというイメージです。
実は映画「昼顔」のロケ地でもあり、上戸彩さんがバイトをしていたという設定のお店でもあります。映画では鯵のハンバーグが出てくるお店だったので、インド料理店だったとは意外ですよね。
ナンも色々種類がありますが、インドカレーうどんやピザなどわりと幅広くやっています。インド料理は苦手だけどお店は気になるという方は、カフェだけでも利用できますよ!
駐車場は少し交通量が多い道から入って小狭い駐車スペースに停めなければいけないため、若干技量がいるように感じます。
溶岩窯パン工房 ブロートバウム
津久井浜にある、溶岩窯で焼き上げた地元で有名なベーカリー。種類も豊富で、わりと本格的な焼き上げナポリピザが安く買えます。
そんなに大きなお店ではないのですが、総菜パン、菓子パン、スイーツに至るまで種類が多く、どれにしようかかなり迷うと思いますよ。
海岸の目の前なので買ってビーチで食べたいところですが、鳥が狙っているので、ここで買って花の国で食べるのもいいかも。
もう少しドライブしても良ければ、くりはま花の国から車で30分の佐島、秋谷方面のグルメスポットも以下の記事で紹介していますので、よかったら合わせて読んでみてくださいね。
神奈川県横須賀市、三浦半島にある「ソレイユの丘」は南フランスのプロヴァンスをイメージした広大な公園です。 フランス語で太陽という意味のsoleilにちなんで、真夏には太陽のイメージが強いヒマワリがおよそ10万本咲きます。 今回[…]