鎌倉駅から歩くこと15分。大仏ハイキングコースの途中にあるような山の中に、「天空カフェ」と称されるオープンテラスカフェがあることをご存じでしょうか?
森の中に囲まれたレトロなレンガ造りの建物が、「天空の城ラピュタ」のような神秘的な世界観を彷彿とさせると話題になり、隠れ家的な存在であるにも関わらず、人足の絶えない人気店となっています。
今回はそんな「樹ガーデン(いつきガーデン)」について紹介していきます!
見どころは赤と白のパラソルが花のように咲いたテラス
樹ガーデンを語る上で欠かせないのが、赤と白のパラソルが並んだテラス席。これが森の中で花が咲いているかのように並び、おとぎ話のような雰囲気を漂わせているのです。
ガーデンパラソルは上から見下ろすと小さなメリーゴーラウンドのようで、なんだかテーマパークに来たかのようなウキウキした気分に。
「天空カフェ」と言ってしまうと、鎌倉の海が見えるような絶景が見られるんじゃないかと期待してしまう方もいるのですがそうではなく、言ってしまえばこのテラス自体が絶景。山の傾斜を上手に利用した、森の中にあるお城みたいな雰囲気を楽しむところです!
樹ガーデンのテラスで食べられるメニュー
樹ガーデンではカウンターのような受付でオーダーをします。通常だと軽食が食べられるのですが、2022年6月に伺った日はたまたまクロワッサンサンドとミニスイーツ、ドリンクのセットで1500円の食事メニューにデザートやドリンクメニューのみの提供となっていました。
少し高いかな?と思われる方もいるかもしれませんが、クロワッサンはあの高級クロワッサンで名高い「メゾンランドゥメンヌ」のものを使用。1つで500円以上するものなので、かなり本格的で見栄えのいいものが食べられるのも魅力です。
注文したら番号札を受け取り、スタッフさんが席まで運んできてくれます。席はペットと一緒でもいい席もあったり、しっかり屋根の付いた席もあったり。精算時にクレジットカードは使用できないので気を付けてくださいね。
ハイキングで歩いていたら気になったので来てみたなんていう人もいて、お店を見ながら素通りしていく人も。なので女性客に人気のお店ですが、男性一人客もわりと見かけます。
ちなみに持ち込みは禁止なので、ハイキング途中で席だけ借りて食べちゃうとかそういうことはできません。
樹ガーデンまでのアクセス
樹ガーデンまで歩いていくアクセスは大きく2通り。一つ目が鎌倉駅から行くなら市役所方面を通り過ぎてひたすら歩くか、本数は多くないですが鎌倉市役所前のバス停から一向堂バス停まで江ノ電バスを使う方法。
駅から歩いていくのはそんなに大変ではないのですが、やっと着いた!と思ったカフェの入口から長い階段を上っていくので、歩き慣れてない人はちょっと辛いかも。カフェの後に鎌倉散策を考えている人はバスの時刻をチェックして行ってもいいですね。
もう一つが大仏ハイキングコースから入る方法。位置的にはハイキングコースの間で、鎌倉大仏として有名な高徳院近くから入るなら、大仏ハイキングコースの大仏側入口で入っていきます。北にある銭洗弁財天の方から入って南へ下っていくのもアリ。
大仏側から行くのは長谷寺とか観光してから鎌倉に戻る人にいいコースなのですが、ちゃんとした靴で行かないと難しい箇所も!レベル的には初心者でもOKとはなってます。
車で行くのが一番都合がよく、市役所通りと呼ばれる通りに面して12台分の駐車場があり、駅から来る人と同じように、そこから階段を上っていきます。
そのためベビーカーを持っていくのはむりですが、途中で何か所か椅子が置いてあるので、子供を抱っこしていても休憩しながら上ることはできそう。階段はずっと木陰なので、真夏でもそこまで苦しくはない感じです!
樹ガーデンへ行くベストシーズンは?
樹ガーデンへ行くおすすめシーズンは、テラスの紫陽花やユリが楽しめる初夏。暑さも気にせずわりと快適に過ごせます。
ただ紫陽花シーズンは鎌倉が最も混む時期と言ってもいいくらいなので、鎌倉観光をしたい方はその時期を避けていく方がいいかもしれません。
新緑もさわやかですが、実は紅葉も楽しめるので、ハイキングに行くならそのシーズンも独特の風情を楽しむことができますよ!