【閉店】リニューアルオープン!SLで料理を運んでくれる「いろりの里」

※こちらの記事にあるお店は、2023年5月に閉店しています。

東京・小平市にある日本料理店「いろりの里」は、四季が彩る日本庭園と、庭園を走り抜けていくSL列車があることで有名な場所。しかもそのSLは、お客さんの前まで料理を運んで届けてくれるというサービスをしてくれるんですよ。

実はこちらの「いろりの里」は長い間お休みをしていたのですが、2021年初夏に満を持して再開したため、以前と変わった点などを中心に紹介していきたいと思います!

「いろりの里」はどんなところ?

東京小平「いろりの里」入口
東京小平「いろりの里」入口

「いろりの里」は、日本庭園の中に個室が並び、その個室ごとに小さなSLが料理を運んでくれるシステムの日本料理店です。日本庭園だけでもかなり見ごたえのあるところで、特に夜はライトアップされた雰囲気が幻想的

メディアで取り上げられることも多く、小平市のちょっとした観光名所ともなっています。

同じ名前で「高尾山 いろりの里 ごん助」という日本料理店もあるのですが、それとはまったく違うお店なのでご注意ください。こちらのお店も庭園のある面白いところですよ。

「いろりの里」で使われているSL

東京小平「いろりの里」SL

いろりの里のシンボル、もしかしたら小平市のシンボルといっていいかもしれないSLは、昔走っていた蒸気機関車の12分の1サイズ。人は乗れないのですが、わりとリアルに作られているところがポイントです。

実際にはどうやって動いているのか確認はしていないのですが、ちゃんと煙突から蒸気も出ていて、間近で見ると迫力も感じます!

料理が来たら、自分たちで扉を開けて料理を取り出すことができるのもうれしいところ。出発の時はちゃんと汽笛も鳴らしてくれるんですよ。SLが料理を運ぶ料理店の元祖で、特許を所得しています。

SLが懐かしい世代や子供はもちろん、外国人客にもウケがよく、文字通り老若男女に愛され、遠方からも人が訪れるような料理店です。

「いろりの里」のシステム

東京小平「いろりの里」待合室
東京小平「いろりの里」待合室

いろりの里は完全予約制というわけではなさそうですが、相当お近くから行かない限りは、できるだけ予約をして行った方がいいです。

筆者自身は予約をしないで行ったことがないので、例え席が空いていても料理の準備ができるのかというところが不明です。

到着したら入口からすぐのところにある受付で名前を告げ、その隣にある待合室で待機します。待合室にはお店の名前にもある「いろり」があります。

東京小平「いろりの里」待合室のいろり
東京小平「いろりの里」待合室のいろり

待つ時間が長ければ庭を散策しても構わないので、この間に先に奥のトイレへ行って手を洗っておくことをおすすめしますよ。部屋へ入るとすぐにSLが料理を運んでくれるようになっていて、見逃したことがあるので。でもその後に何回でも見られるんですけどね。

お部屋に案内されると、靴を脱いでテーブル席に座ります。以前はお座敷だったのですが、正座に慣れていない外国人の方でも利用しやすくなりましたね。リクエストすればお子様用の椅子も出してもらえます。

東京小平「いろりの里」テラス/縁側
東京小平「いろりの里」テラス/縁側

個室の入口と逆側にテラス/縁側があり、その外側にレールがひかれていて、最初の料理は部屋についたらわりとすぐにSLが運んできてくれますよ。

「いろりの里」メニュー

東京小平「いろりの里」SLから取り出す前の料理
東京小平「いろりの里」SLから取り出す前の料理

いろりの里では、特にランチメニュー、ディナーメニューという分け方はなく、焼き物がついたコースとお子様メニューのみです。以前はすき焼きかしゃぶしゃぶだったので、ここが一番大きく変わったところではないでしょうか。

メニュー自体は確定してない様子ですが、2021年9月時点では、焼き肉か浜焼きかをまず選び、それとセットになる鰻の蒲焼か刺身の盛り合わせかを選ぶコースが基本です。最新は「いろりの里」公式サイトで確認してくださいね。

メニューが変わったことで最低料金が少し上がってはいるのですが、いろりといえば焼き物というイメージもあり、お店の名前に少し近づいたメニューになったのではないでしょうか。

個室なので、多少はしゃぐ子供を連れて行っても気にしなくていいし、最初の料理以外はSLが来るタイミングは自分から電話で声掛けするようになっているため、自分たちのペースで食事を進めることができますよ。

家族でも盛り上がりますし、カップルで行ってもプライベートが確保され、特に夜は幻想的なのでデートスポットとしてもおすすめです。

「いろりの里」は日本庭園も魅力の一つ

いろりの里は、歴史と自然の魅力が詰まった玉川上水沿いにあり、自然の息吹をダイレクトに感じながら料理を楽しめます。

個室に設置されているテラスには、庭園とSLとを眺めていられる椅子も置いてあります。料理を運ぶSLが走っていなくても、その外側にさらにレールがあり、とても小さなおもちゃSLが走っている姿がなんともメルヘン。

東京小平「いろりの里」おもちゃSL

上品な日本庭園の空間に、汽笛と鳥のさえずり、子供の笑い声が混ざり合い、癒しと安らぎを感じさせてくれる憩いの場が広がっていますよ。

東京小平「いろりの里」井戸
東京小平「いろりの里」井戸

玉川上水のお隣りということもあるのか、水辺の景色に風情があり、錦鯉の泳ぐ池や水車、井戸の風景などが爽やか。中庭には四季折々の花も見られ、できるだけ時間に余裕をもって来れば館内を散策できて楽しいですよ。

東京小平「いろりの里」琴の部屋

庭には竹林の木漏れ日を眺めるようにして置かれた琴の和室もあり、記念日とかに和服で来て、写真を撮るのもいいんじゃないかと思います。

「いろりの里」リニューアルして変わったポイント

東京小平「いろりの里」SL

いろりの里がリニューアルして一番変わったポイントは、焼き物が中心になったメニューと、座敷ではなくテーブル席になったという点です。

庭の風情やSLで運ぶシステムは以前のままですので、リニューアル前に行ったことがある人はメニューが大きく変わっているということを意識していくといいかと思います!

「いろりの里」周辺情報

東京小平「いろりの里」個室
東京小平「いろりの里」個室

東京・小平市にあるいろりの里はかなり埼玉県よりで、2021年春にリニューアルしたばかりの西武園ゆうえんちから車で30分もしないようなところにあります。

国営昭和記念公園からも車で30分しないようなところにあるので、そういったところへ観光に行くついでに行くのもいいのではないでしょうか。(車での所要時間は渋滞を考えていないので、休日などはご注意くださいね)

ちなみに筆者は、母の日に高尾山に行ってみたいという両親を連れて、登山帰りにいろりの里で食事させてもらったことがあります。庭が豪華で完全個室ということあり、かなりの高級料亭だと思われ、支払金額を心配されたほどです。

駅から近いところではないので、わざわざ行くのは大変ですが、そんな感じで観光スポットへ行くついでに寄ると関東圏外の人でも行きやすいですよ。

駐車場がかなり充実しているので、車で行くのがおすすめです。アクセス情報の詳細は「いろりの里」公式サイトで確認してみてくださいね。

東京小平いろりの里SL
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